いつかのために“今”できること。自宅で簡単に卵巣予備機能を知れる【AMHセルフ検査】とは?
いつかは子どもが欲しいけど、今はタイミングじゃない。でも、その「今」が来たときに、自分の体の状態はどうなっているか__考えたことはありますか?
将来の妊娠やライフプランを考えてはいても「自分の体の状態を知る」という行動は、意外と後回しになりがちです。
今回は、女性の卵巣予備機能の目安となる「AMH」というホルモンを自宅で手軽にチェックできる検査キット「cheQL(チェックル)」の開発に携わっている、株式会社つばめLaboの金子さんに、自分の体と向き合うきっかけやサービスに込めた想いを伺いました。
目次
将来のために、今できること——「妊娠」を考え始めた女性へ

__「妊娠はタイミングの問題」と言われることもありますが、妊娠のしやすさにはどのような要素が関係しているのでしょうか?
「妊娠には健康な排卵・着床環境、ホルモンバランスに加え、適正な体重や栄養状態などさまざまな条件のもと成立します。なかでも、卵子の質や数は年齢や生活習慣に大きく左右され、妊娠のしやすさにも直結するといわれています。
女性は生まれた時から一生分の卵子を持っており、年齢とともに減少するのです」(金子さん/以下同)
__自分の卵子や体の状態を知る方法といえば、健康診断くらいしか思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか。
「そうですね。『いつか子どもが欲しい』と考えていても、日々の忙しさの中で、自分の体の状態をチェックすることは後回しになってしまうことも多いですし、婦人科の受診を躊躇してしまう方もいらっしゃいます」
自分の体を、自分で調べる「検査キット」の広まり

__コロナ以降、自宅で体調をチェックする方やその方法も増えてきたように感じます。婦人科系のセルフチェックも広がってきているのでしょうか?
「はい、以前に比べて『自分でできる検査キット』などへの関心は高まっています。当社では、AMHというホルモンを通じて卵巣の状態を推測するセルフチェックキット『cheQL(チェックル)』を開発しました」
__cheQL(チェックル)は、どのような検査なのでしょうか?
「cheQLは、“卵子の残数”が今どのくらいかを、自分で血液検査することでチェックできるキットです。
女性は一生分の卵子を持って生まれてくるんですが、その数は年齢とともに減っていきます。
卵子の数の減り方には、個人差があることがわかっているため「検査」が重要なのです。
cheQLは病院に行かず、待ち時間もなく、ご自分のペースで検査できるのが特長です。さらに、検査についての不安や不明点は、助産師にオンラインで相談できる体制も整えています」
__自分のペースで検査できるのに、不安なときは相談できるというのはとても心強いですね!
「ありがとうございます。結果に応じて、今後どう行動するべきか——たとえば病院に行くべきか、生活習慣を整えつつ様子を見るべきかなど、5種類のアクションプランをレポートとしてお届けします。
将来のライフプランを考えるうえでの“はじめの一歩”として、ぜひ活用いただければと思っています」
AMHセルフ検査キットはどんな人におすすめ?

__cheQLのようなAMH検査キットは、どんな方に使っていただきたいですか?
「実際にこの検査を受けてくださっている方の多くは、30代全般の方です。その次に多いのが、20代後半や40代の方ですね。
とくに最近では、卵子凍結(社会的卵子凍結)への関心が高まっていますが、費用も含めて負担が大きい選択肢です。
だからこそ、『今すぐやるべきかどうか』という判断材料として、私たちの検査を活用いただくケースも増えています。
また、不妊治療を始めるかどうかで迷っている方にも、『まずは自分の状態を知っておきたい』という理由で使っていただいています。
20代中盤以降で仕事が忙しい方や、『いずれは妊娠したい』と考えているけれどまだタイミングを決めきれない方には、この検査を将来に向けた選択肢のひとつとして、気軽に取り入れてもらえたら嬉しいですね」
現代女性のニーズに応えるサービス

__日々仕事やプライベートに追われて、病院に行く時間を確保するのも一苦労ですし、「不妊検査」という言葉自体に抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか?
「おっしゃる通りです。時間的・物理的・心理的なハードルは大きいですよね。
『じゃあ今は何もできないのか』というと、そうではないんです。『cheQL』は、指先からの少量採血と郵送で完結する仕組みによって、誰にも知られず、予約も不要で行えるという手軽さを重視しました。
また、病院と同じレベルの検査ができる検査所と連携することで、独自のノウハウを確立しています。
もちろん、この検査の結果が必ずしも妊娠率に直結するわけではありませんが、自分の状態を知るひとつの指標になると思います」
今知っておくことが、将来の準備につながる
本日は、株式会社つばめLabo、開発チームの金子美仁さんにお話を伺いました。
将来のことをパートナーと話すきっかけになったり、婦人科との付き合い方を考える入口になったり……セルフチェックを活用することで、将来の妊娠や、自分の健康状態への意識を変えるのに役立つかもしれません。
<取材協力先>
株式会社つばめLabo
ピルモット事業部
プロダクト開発チーム:助産師 金子 美仁さん
所在地:東京都世田谷区羽根木1-21-1 亀甲新 は72
企業公式サイト:https://corp.tsubamelabo.com/service
cheQL(チェックル):https://pillmotto.com/cheql/
<取材・編集>
健タメ!編集部


