腹痛はないのに下痢が続く…4つのタイプ別の原因と整え方
提供:あんしん漢方
「朝ごはんを食べた途端、またトイレへ」
「出勤前はおなかの調子が気になって、いつもより早く家を出る」
そんな毎日が当たり前になっていませんか?
下痢が続いていても強い腹痛がないと「もともとおなかが弱いだけ」とつい後回しにしてしまいがちな人もいるでしょう。
漢方医学では、下痢だけを見るのではなく、食事や冷え、水分バランス、疲れやストレスなど、からだ全体の状態から原因を探っていきます。
まずは、自分のおなかがどのタイプに近いのかチェックしてみましょう。
腹痛はないのになぜ?漢方では「脾」の働きに注目

漢方医学では、慢性的な下痢を考えるとき、「脾(ひ)」の働きに注目します。漢方でいう脾とは、食べたものから栄養や水分を取り込みからだを養う働きに関わる考え方です。
たとえば、朝は家族の支度でバタバタして立ったままパンを食べ、昼は仕事の合間に急いでランチ。夜は疲れて遅い時間に食事……。そんな日が続くと脾の働きが弱りやすいと考えます。
脾が弱った状態では、食後すぐに便がゆるくなるほか、食欲が落ちる、疲れやすい、食後に眠くなるといったサインがみられることもあります。
あなたはどのタイプ?漢方から考える腹痛のない下痢

同じように見える下痢でも、からだにあらわれるサインは人それぞれです。「便がゆるい日」を思い返しながら、自分に近いタイプを探してみましょう。
食後すぐトイレへ…「脾の弱りタイプ」
ランチを食べ終えた途端にトイレへ駆け込みたくなる、疲れがたまった週末ほど便がゆるい、最近なんとなく食欲も落ちている。そんな人は、脾の働きが弱っているタイプかもしれません。
忙しい日はつい早食いになりがちですが、まずは少しペースを落として食べることから。疲れている日は、おかゆやスープ、やわらかく煮た料理など、おなかに負担をかけにくい食事を選ぶのもいいでしょう。
漢方薬では、脾を補う「啓脾湯(けいひとう)」などが用いられることがあります。
冷たいもののあとにゆるくなる「冷えタイプ」
仕事中はアイスコーヒー、帰宅後は冷たい炭酸水、夜はアイスが楽しみ。でも、そのあとに便がゆるくなる気がする……。さらに、手足やおなかの冷えも気になるなら、漢方では「冷え」に注目します。
すべての冷たいものを我慢する必要はありません。まずは朝の飲み物を白湯や温かいお茶に変える、夕食にみそ汁やスープを添えるなど、温かいものを少し増やしてみましょう。冷房の効いた職場では、おなかや腰を冷やしすぎないことも大切です。
このタイプでは、胃腸を温めて機能を高める「人参湯(にんじんとう)」などの漢方薬が選択肢になることがあります。
水っぽい便が気になる「水分バランスタイプ」
便が水っぽい、夕方になると脚がむくむ、雨の日はなんとなくからだが重い。そんなサインが重なる人は、漢方でいう「水(すい)」の偏りが関係していることもあります。
ここで注意したいのが「水分を減らせばいい」と考えないこと。下痢のときこそ水分補給は大切です。一方で、冷たい飲み物を一気に飲むと冷えを招くため、温かい飲み物のほうがおすすめ。少量ずつ、こまめに飲むことを意識してみてください。
漢方薬では、水分の巡りを整える「五苓散(ごれいさん)」などが用いられることがあります。
大事な予定の前にゆるくなる「ストレスタイプ」
今日は会議だから朝から何度もトイレへ、旅行の日は駅に着くとまずトイレの場所を確認。忙しさや緊張が重なった日に限って便がゆるくなるなら、ストレスとの関係にも目を向けてみましょう。
漢方では、ストレスによって生命エネルギーである「気(き)」の巡りが乱れると、胃腸の働きにも影響すると考えます。
予定が詰まっている日は食事まで急いで済ませるのではなく、5分でも座ってゆっくり食べる時間を。寝る直前までスマートフォンを見る習慣をやめて休息を確保することも、おなかをいたわる習慣のひとつです。
このタイプの場合、気の巡りを整える「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」などが用いられることがあります。
体質に合わせたケアで健康的な毎日を

腹痛がなくても下痢が続くと、通勤や外出、旅行のたびにトイレが気になり、思った以上に毎日の行動を左右してしまうものです。
そんなときは、からだからのサインを見逃さず、自分に合ったケアを取り入れてみましょう。漢方薬は、「下痢ならこの1種類」と決まっているわけではありません。体質や症状によって適した処方が異なることがあります。
あんしん漢方では、AIを活用しながら医師や薬剤師やあなたに合った漢方薬を提案します。スマホひとつでいつでも・どこでも専門家に相談できるのも特徴。「自分の場合はどのタイプ?」「どんな漢方が合う?」と迷ったら、専門家に相談してみるのもいいでしょう。
専門家の力を借りながら自分に合ったケアを取り入れて、健康的な毎日を目指しましょう。


