乳がんは9人に1人――自分でできる乳がん検査キットの開発企業を取材
「毎日の忙しさのなかで、自分の健康を後回しにしていませんか?」
乳がんは、日本人女性がもっとも多くかかるがんのひとつ。その一方で、早期発見によって助かる可能性が高まる病気でもあります。
でも、検診を受けるタイミングがわからなかったり、病院に行くこと自体にハードルを感じたり…そんな悩みを抱える方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、乳がんリスクチェックキット「DearS(ディアーズ)」を展開する、ジャパンヘルスケアサービス株式会社 DearS販売責任者の川田さんに、乳がんの早期発見と日常のケアについてお話を伺いました。
一般的な乳がん検査とその課題

__まず、乳がん検査にはどのような種類があり、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
「乳がん検査といえば、マンモグラフィーや超音波検査(エコー)などが一般的です。医療機関での定期検診は、確かな判断ができる有効な手段ですが、実際に受診するには『予約』『移動』『費用』『痛み』などの心理的・物理的ハードルがあることも事実ですよね」(川田さん・以下同)
__確かに、「気になっているけど、つい後回しに…」という声もよく聞きますね。
「はい。とくに20〜30代の若い世代では、『まだ自分には関係ない』と感じてしまう方も多いようです
ただ、乳がんは若くても発症する可能性がありますので、自分の健康を守る第一歩として、自分の体について知ることが、とても大切なんです」
「DearS」に込めた想いと開発の背景

__そうした課題に対して、御社が開発された「DearS」はどのような経緯で生まれたのでしょうか?
「当社が提供している『DearS』は、“自分の身体に優しく寄り添うような検査体験をつくりたい”という思いから誕生しました。
大切な人を想うように、自分自身のことも大切にしてほしい。そんな願いを『Dear Self(親愛なる私へ)』の頭文字から商品名に込めています」
__ネーミングにもメッセージが込められているんですね。DearSの特徴を教えていただけますか?
「この検査キットは、指先から少量の血液を採取することで、乳がんリスクの有無を判定できるものです。血液中の特定のタンパク質を検出することで判断しており、世界で初めての技術を用いて開発されました。
製造は韓国のメーカーで、すでに国際的な標準認証を取得しています。精度についても、感度93.3%、特異度87.2%という高い数値が確認されています。
現在は、当社のECサイトをはじめ、エステサロンやオンライン診療を行う医療機関、保険代理店、調剤薬局などを通じて販売しており、今後は企業の福利厚生としての導入も視野に入れています」

__実際に使われた方からはどのような声が届いていますか?
「『これなら気軽にチェックできて安心』『仕事や育児の合間にできるのが嬉しい』といった声を多くいただいています。個人差はありますが、定期的に自身の状態を“知る”ことで、前向きに健康と向き合えるという感想が多いですね」
__日常生活のなかで、自然に取り入れられるのは、多忙な現代人にはありがたいですね。
「はい。『DearS』は検査キットのひとつの選択肢として、自宅でのセルフケアや定期的な生活習慣の中に取り入れていただければと思います。
医療機関での診断に代わるものではありませんが、一歩踏み出すきっかけになることを目指しています」
検査をもっと身近にするには?

__では、乳がん検査をより身近な存在にするために、どんなことが必要だとお考えですか?
「まずは、怖いからこそ、知っておくことが大切だと考えています。
がん=死と捉えがちですが、実際には早期発見で治療の選択肢が大きく広がる病気でもあります。私たちはその“入口”をつくる役割として、検査キットという手段を提供しています。
さらに、乳がんに対しては女性自身だけでなく、男性への啓発も必要だと思います。
乳がんについて、まだまだ男性の関心が低いと感じているんです。でも実際は、9人に1人の女性が乳がんにかかる時代。だからこそ、男性にも正しい知識を知ってほしいんです」
__パートナーや家族の健康に関心を持つことは、確かに大事ですね。実際、啓発活動をされているなかで、何か感じることはありますか?
「啓発活動をしていると、男性からは“ふーん”で終わってしまう反応も少なくありません。
でも、社会全体が変わるには、男性が乳がん検診の大切さを理解し、パートナーや身近な女性に『ちゃんと受けてる?』『今年の検診はいつ?』と、声をかけるだけでも大きな変化につながると思っています。
実際、女性からは『男性が興味を持ってくれるのがうれしい』『夫から検査キットをプレゼントされて感動した』という声も届いていて、そんなエピソードが大きな励みになっています」
未来の自分や愛する人を守るために

__最後に、この記事を読んでくださっている読者の方にメッセージをお願いします。
「体調に異変がなくても、自分の身体を知ることは、未来の自分や大切な人を守ることにつながります。
『DearS』は、生活の一部として気軽に使っていただける手段ですので、自分の体のこと、健康のことを意識し、情報を得るための選択肢のひとつとして、使っていただければ嬉しいです」
「知ること」が、守ることのはじまり
本日は、ジャパンヘルスケアサービス株式会社・DearS販売責任者の川田さんにお話を伺いました。
乳がんは、他人事ではありません。だからこそ、気軽に取り入れられる検査キットの存在は大きな意味を持つと感じました。
定期的に「知る」習慣が、未来の自分や大切な人を守る力になるはず。怖いからこそ、見ないふりをせず、自分の体と未来の健康を守っていきたいですね。
<取材協力先>
ジャパンヘルスケアサービス株式会社
担当者:川田様
本社所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1-36-2 共和ビル4F
DearS 公式サイト:https://dears-check.com/
<取材・編集>
健タメ!編集部


