【生理前のイライラ・落ち込み】個人差を分けるのは腸?研究で見えてきたPMSの意外な要因
生理前になると、気分が落ち込んだり、イライラして周りにきつく当たってしまったり。あとから後悔するのに、毎月同じことを繰り返してしまう――。そんな心身のゆらぎがPMS(月経前症候群)です。
同じ生理前なのに、なぜ私だけこんなにつらい?

PMSは女性ホルモンの影響で起こるとされていますが、同じようにホルモンが変動していても、つらさの感じ方には個人差があります。
最近の研究では、その違いはホルモンの変化そのものよりも、その変化を体がどう受け止めるかに関係しているのではないかと考えられるようになってきました。
つまり、体のコンディション次第で、生理前のしんどさは変わる可能性があるということです。
PMS対策は、腸を整えるところから

そのコンディションに関わる要素として注目されているのが腸内環境です。腸は消化吸収だけでなく、エストロゲンの代謝や、気分に関わる物質とも関係していると考えられています。
研究によると、食物繊維が豊富な食事や発酵食品、プロバイオティクスなど、腸内環境を意識した習慣が、体内の炎症を穏やかにし、ホルモン代謝やメンタルバランスに影響する可能性が示されています。
とはいえ、忙しい毎日の中で、毎食バランスよく食物繊維を摂り、発酵食品を欠かさず取り入れるのは現実的に難しいと感じる人も多いはずです。
そんな方におすすめの選択肢の1つが、サプリメントを活用することです。
自分のリズムに合わせて取り入れることで、忙しい生活の中でも腸を意識する習慣を持ちやすいのがメリットです。
何より、「今日は腸をいたわれた」という小さな安心感が、生理前の不安定な時期に心の余裕をもたらしてくれることもあります。
PMSは我慢するものでも、性格の問題でもありません。毎月のゆらぎ期間を少しでも心地よく過ごすために。まずは腸から整える習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】Baker JM, et al: The Gut Microbiome and Female Health. Nutrients 14(23): 5101, 2022.
<この記事の監修者>

水谷 優実
薬剤師・漢方養生指導士。調剤薬局での勤務経験を持ち、薬の専門知識に加え、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。自身の出産後の不調を改善した経験から、腸内環境を整える重要性を広めている。薬に頼りすぎないセルフケアの提案を行っている。
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