「またクラッとした…」立ちくらみは疲れのせいじゃないかも? 忙しい女性ができる対策
提供:あんしん漢方
朝、ベッドから起き上がった瞬間や、仕事中に椅子から立ったとき、クラッとして思わず壁や机に手をついたことはありませんか? 立ちくらみは忙しい毎日を送っていると「寝不足かな」「疲れているだけ」と流してしまいがちという人もいるでしょう。
立ちくらみは血圧の変化や貧血、生活リズムなどさまざまな要因によって起こります。まずは原因を知り、毎日のなかでできることから見直してみましょう。
「疲れているだけ」ではない? 立ちくらみが起こる背景

立ちくらみとは、寝た状態や座った状態から立ち上がったときにめまいや目の前が暗くなる感じなどが起こる状態のことです。
代表的な原因のひとつが、立ち上がった際に血圧の調整がうまくいかなくなる「起立性低血圧」。立つと血液が下半身へ移動しますが、血圧を保つ働きが十分でないと一時的に血圧が低下して立ちくらみが起こることがあります。
一方、鉄不足などによる貧血でも、立ちくらみや倦怠感、頭痛などがあらわれることがあります。とくに月経のある女性は鉄が不足しやすいため、食事が偏りがちな人や、最近疲れやすさを感じている人は意識しておきたいところです。
さらに、忙しさから水分補給を後回しにして脱水気味になったり、不規則な生活で睡眠不足になったりすることで立ちくらみが起こることも。 「疲れているだけ」と片づけず、水分や食事、睡眠など、最近の生活を振り返ってみましょう。
なお、立ちくらみを何度も繰り返す場合は病気が隠れている可能性もあるため、気になる場合は医療機関に相談することも大切です。
漢方医学で考える立ちくらみ

漢方医学では、からだの状態を「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つの要素から捉えます。この3つがからだのなかをバランスよく巡ることが大切と考え、立ちくらみについても症状だけを見るのではなく、疲れや冷え、むくみ、月経の状態などを含めて全身をみていきます。
このなかでとくに立ちくらみに関係するのが気と水です。
気は、からだを動かすために必要なエネルギーのようなもの。気が不足する「気虚(ききょ)」では、疲れやすい、気力が出ない、食欲が落ちるといった傾向がみられます。仕事や家事で休む時間が少なく、いつもぐったりしている場合は気の不足が考えられます。
水は汗や尿、リンパ液などの血液以外の体液のこと。余分な水分が偏った状態を「水滞(すいたい)」といいます。水滞では、余分な水分が体内にたまってむくみや頭痛、めまいなどがあらわれるほか、血や気の巡りにも影響すると考えられています。
今日からできる、立ちくらみ対策3つ
立ちくらみが気になるときは、立ち上がり方や水分補給など、いつもの行動を少し変えてみることが大切。日常生活のなかでできる対策方法を紹介します。
立ち上がるときは「ひと呼吸」
朝、目が覚めてすぐに勢いよく起きるのではなく、まず上体を起こして座り、ひと呼吸おいてからゆっくり立ち上がりましょう。急激な立ち上がりを避けることは、起立性低血圧への対策のひとつです。
デスクワークでも、長時間座ったあとは急に動かずゆっくり立つことを意識してみてください。
鉄+たんぱく質を食卓へ
貧血が気になる場合は、極端な食事制限や欠食を避けることも大切です。鉄は肉や魚などに含まれ、ヘモグロビンをつくるにはたんぱく質も必要です。
朝はパンだけ、昼は麺だけという日が多いなら、卵や肉、魚、大豆製品などのおかずをひとつ添えるところから。完璧な献立を目指すより、いつもの食事に一品足すことを意識すると続けやすくなります。
睡眠を「余った時間」にしない
睡眠不足が続くと、日中の倦怠感や集中力低下、めまいなど、さまざまな不調につながることがあります。
毎日早寝するのが難しくても、就寝・起床時刻を大きくずらさない、寝る直前まで仕事を続けないなど、まずはできる範囲から。忙しいときほど睡眠をしっかりとることを意識しましょう。
体質に合わせたケアに、漢方という選択肢も
体質や症状に合わせたケアのひとつとして漢方を検討する方法もあります。
たとえば、立ちくらみには水の巡りを整える「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」が適しています。
ただし、漢方では同じ症状でもその人の体質やほかの症状などを考慮して選ぶことが大切です。そのため、「立ちくらみにはこの漢方」と自己判断するのではなく、医師や薬剤師などの専門家へ相談しましょう。

あんしん漢方では、AIを活用し、医師・薬剤師が一人ひとりの体質や症状に合わせた医療用漢方を提案しています。「漢方が気になるけれど、自分では選びにくい」という人も、専門家に相談しながら自分に合う取り入れ方を考えられます。
自分のからだの状態を知ったうえで、必要に応じて漢方を含めたケアを専門家に相談してみてはいかがでしょうか。


