• HOME
  • 記事
  • 腸活
  • 気分の落ち込み、薬以外にも選択肢?研究が示した意外な結果

気分の落ち込み、薬以外にも選択肢?研究が示した意外な結果

腸活

「気分が落ち込みやすい」「理由は分からないけれど元気が出ない」

そんな状態が続くと、心だけでなく体までつらく感じてしまいますよね。

実は最近、こうした心の不調と“腸の状態”との関係に注目した研究が増えています。

最近の研究で分かってきた「腸と心」の関係

近年発表された研究では、うつ病と診断された成人を対象に、プロバイオティクスを摂取した場合に、心の状態がどのように変化するかが調べられました。プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌など、私たちの体に良い影響をもたらすとされる菌のことです。

その結果、プロバイオティクスを取り入れたうつ病患者では、何も取り入れなかった場合と比べて、気分の落ち込みがやわらぐ傾向が見られました。さらに分析の結果からは、一般的に使われている抗うつ薬と比べても、改善の度合いが大きく劣らない可能性が示された点も注目されています。また、体への負担が比較的少なく、治療を続けるうえで取り入れやすい傾向があったことも報告されています。

もちろん、プロバイオティクスや腸活だけでうつ病が治るという意味ではありません。

医師による診断や治療が必要なケースも多く、薬の役割は非常に重要です。そのうえで、腸内環境を整えることがメンタルヘルスに関与する可能性を、信頼性の高い研究結果として示している点は、薬剤師として非常に興味深いと感じます。

治療を支える日常ケアという考え方

日々患者さんと接する中でも、睡眠や食事、ストレスの影響が心身の状態に大きく関わっていることを実感します。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、腸内環境が乱れると気分が不安定になりやすくなり、プロバイオティクスなどを通じて腸が整うことで、心身のコンディションを保ちやすくなる可能性があると考えられています。

腸活の基本は、食事や生活習慣の見直しですが、忙しい毎日の中で完璧を目指すのは現実的ではありません。そうした方にとって、プロバイオティクスを含む腸活サプリを上手に取り入れることは、無理なく続けられる選択肢の一つです。品質管理が明確な製品を選び、日々の健康管理の一環として取り入れてみるのも良いでしょう。

薬だけに頼るのではなく、体の内側から整える視点を持つこと。

その第一歩として、腸活を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】Zhao S, et al: Probiotics for adults with major depressive disorder compared with antidepressants: a systematic review and network meta-analysis. Nutrition Reviews 83(1): 72–84, 2025.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38219239

<この記事の監修者>

水谷 優実

薬剤師・漢方養生指導士。調剤薬局での勤務経験を持ち、薬の専門知識に加え、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。自身の出産後の不調を改善した経験から、腸内環境を整える重要性を広めている。薬に頼りすぎないセルフケアの提案を行っている。
【今日から腸活】
Instagram:chokatsu_today
X:@chokatsu_today

【公式】今日から腸活!

関連記事