ドラッグストアで品薄も?腸活で注目の“スーパー善玉菌”とは
腸にいい菌といえば、乳酸菌やビフィズス菌を思い浮かべますよね。
でも実は今、腸活の常識が変わりつつあるのをご存じですか?
新たに注目を集めているのが、“スーパー善玉菌”とも呼ばれる第三の菌「酪酸菌(らくさんきん)」です。
テレビやSNSでも取り上げられ、ドラッグストアでは酪酸菌配合のサプリメントが品薄になるほど、多くの人が関心を寄せています。
なぜ酪酸菌がここまで注目されるのか?

酪酸菌の最大の魅力は、「酪酸」という成分を生み出せることにあります。
酪酸は、腸の細胞のエネルギー源となる重要な成分。
腸を内側から守って整える“腸の修復サポーター”のような存在です。
さらに、腸が整うことで、朝のスッキリ感や体の軽さ、さらには肌のコンディションにまで影響を感じる方も少なくありません。
なんとなく続く不調や、はっきりしない違和感の背景に腸内環境が関係しているケースは多く、その根本にアプローチできるのが酪酸菌の強みです。
ただし、酪酸菌には大きな難点があります。
それは、食べ物から摂るのがとても難しいこと。酪酸菌は酸素が苦手なため、食品の中で生息しにくく、さらに独特の酪酸臭があるため、食品として取り入れにくい菌でもあります。身近な食品でいうと、ぬか漬けくらいでしょうか。
毎日続ける新しい腸活

だからこそおすすめしたいのが、“自前の酪酸菌を育てる”腸活です。
酪酸菌は、水溶性食物繊維をエサにして元気に働きます。
もち麦、海藻、オクラ、きのこ類、玄米などを意識して摂ることで、腸内にいる酪酸菌が育ちやすい環境を作ることができます。
さらに酪酸菌が入っているサプリメントを活用することも良いでしょう。
昨今の腸活ブームで、腸に良い成分が入ったサプリメントがたくさん販売されています。
ぜひ「酪酸菌」に注目して、自分に合うサプリメントを選んでみてください。
乳酸菌を摂るだけの腸活から、酪酸菌を育てる腸活へ。
スッキリ感も、美肌も、疲れにくさも、まずは腸の中の“スーパー善玉菌”を味方につけることから始めてみませんか。
【参考文献】Louis P, et al: Prospects for clinical applications of butyrate-producing bacteria. Gut Microbes 13(1): 1–15, 2021.
<この記事の監修者>

水谷 優実
薬剤師・漢方養生指導士。調剤薬局での勤務経験を持ち、薬の専門知識に加え、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。自身の出産後の不調を改善した経験から、腸内環境を整える重要性を広めている。薬に頼りすぎないセルフケアの提案を行っている。
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