眠り前の部屋を深い森へ変える「アロマフランマ」 壁に揺れる枝影と大台町の呼吸
「毎日忙しくて、夜になっても思考のスイッチが切れない」。そんな夜を過ごしている人は、少なくないのではないでしょうか。照明を落とし、好きな香りを楽しんでも、気持ちまでゆるめるのは案外難しいものです。
そこで今回は、三重県松阪市を拠点に、物流・医療機器・ヘルスケアと多彩な事業を手がける株式会社サカキL&Eワイズを取材。地域に息づく自然の魅力を、暮らしに寄り添うプロダクトへと落とし込む同社の取り組みについて、徳田さんに伺いました。
100種の樹が息づく町から。ユネスコエコパークの森を切り取った原点
__まず、「アロマフランマ」の開発背景についてお聞かせください。三重県の大台町という場所が深く関係しているそうですね。
「はい、私たちのブランド『Odai』は、町の約90%が森林で、ユネスコエコパークにも認定されている三重県大台町で生まれました。ここには約100種類もの樹種が自生しています。私たちは、建築用のスギやヒノキだけでなく、様々な広葉樹が持つ美しい木肌や枝の形、香りなどの個性をそのまま価値として暮らしに届けたいと考えました」(徳田さん/以下同)
__その多様な木々をどのようにプロダクトに活かしたのでしょうか?
「宮川森林組合様と連携し、森の中で感じる『光と影』、そして『香り』を表現したのが『アロマフランマ』です。日常に追われるみなさんが、自宅にいながら豊かな森の中に佇んでいるような、深くリラックスできる時間を届けたいという思いが開発の原点にあります」

ヒメシャラの赤肌と真鍮の風合い。手作業が残す、世界にひとつの枝ぶり
__「アロマフランマ」のユニークな形状はどのような素材から生まれているのですか?
「ランプのベースや枝、受皿には、大台町産の天然木であるヒメシャラを使用しています。その赤褐色の美しい幹から『日本三大美幹』と呼ばれる魅力的な木です。木目や枝ぶりはすべて異なるため、ひとつとして同じものは存在しない世界にひとつの一点ものです。自然の造形を活かすため、職人が一つひとつ手作業で仕上げています」
__すべてが一点ものとは贅沢ですね。真鍮パーツの経年変化も楽しめるとお聞きしました。
「はい、真鍮も時間とともに風合いが変化します。お使いいただく方の手で、暮らしに馴染む経年変化を愛おしんでいただけるような本物のインテリアを目指しました」

不規則な灯火のゆらぎと静かな微風。視覚と嗅覚から緊張を解く仕掛け
__使ったときの具体的な体験についても、こだわりが詰まっているそうですね。
「最大の特徴は、灯りをともしたときに映し出される『枝の影』です。ランプは焚火の炎のように不規則にゆらぎ、それに伴って壁に映る影も静かに揺れ動きます。そのゆらぎを見つめるだけで、心が静かに落ち着いていきます。
さらに香りについても、極めて静音性に優れたファンを搭載し、眠りを妨げない穏やかな風で森の香りを運ぶようにこだわりました。不規則な光と影、そして静音ファンが運ぶ香りが溶け合い、視覚と嗅覚からゆっくりと心がほどける体験をお届けします」
__静かなファンがそっと香りを運んでくれるのですね。おやすみ前の時間にぴったりです。

物流・医療で培った基準をクラフトへ。森の価値を形にするものづくり
__サカキL&Eワイズ様は物流や医療など幅広い事業を展開されています。なぜこの領域へ挑戦されたのでしょうか?
「私たちのルーツは物流にあり、お客様のニーズに応える中で製造や商品開発へと枠にとらわれず事業を広げてきました。医療用不織布などを製造する事業で培った厳しい品質管理があるからこそ、地域素材の価値を確かな品質でお届けできます。
単に売るのではない地域の価値を見つけ、商品として届けたい。今後も地域の事業者様や宮川森林組合様との連携を深め、三重県の自然の美しさを世界へ届けていきたいです」
五感で味わう森の情景が、日々の暮らしに極上の安らぎを届ける
今回は株式会社サカキL&Eワイズの徳田さんにお話を伺い、アロマフランマについてご紹介しました。
地域の自然を愛し、職人の技術や素材を無駄なく活かすその真摯な姿勢が、忙しい現代人の心をそっとほぐすプロダクトを生み出していました。あなただけの「一点もの」に灯りをともし、森を深呼吸するひとときを過ごしてみませんか。
<取材協力先>
株式会社サカキL&Eワイズ
コンシューマー事業部 企画/マーケティングG 徳田 直紀 様
所在地:三重県松阪市上川町3639-21
企業公式サイト:https://www.sakaki.to/
商品URL:https://online.voice-odai.jp/products/aromaflamma
<取材、編集>
健タメ!編集部


