「がんは他人事ではない時代」——すい臓がんと向き合うために、いま私たちにできること
「がん」という言葉、どこか他人事のように感じていませんか?
実は現代では、2人に1人が一生のうちに何らかのがんを経験するといわれています。なかでもすい臓がんは、初期に自覚症状が出にくく、発見が遅れると治療が難しくなる“沈黙のがん”と呼ばれています。
今回は、「すい臓がんをもっと早く見つけるにはどうしたらいいのか?」という疑問に答えるべく、がんリスク検査の開発・展開を行う、Craif株式会社の広報担当者の高井さんにお話を伺いました。
がんに対する、一般的な検査方法とその課題

__まず、すい臓がんを早期に見つけるにはどんな方法があるのでしょうか?
「通常は、血液マーカー(CA19-9など)や画像診断(CT・MRI)が用いられます。しかし、いずれも早期の段階では検出が難しく、ステージI/IIAでの感度は30%台にとどまる場合もあるといわれています。
しかも、すい臓はお腹の深い部分にあるため、画像では見つけにくく、発見が遅れやすい傾向にあるんです」(高井さん/以下同)
__なるほど。それに、早期発見が大切とわかっていながら、実際の検診受診率はなかなか上がらないという話も聞きますが?
「おっしゃるとおりで、日本では、がん検診の受診率が約40%台と非常に低いのが実情です。
とくにすい臓がんの検診は確立されていないため、市区町村が推進する対策型がん検診にも含まれておらず、気づいた時には手遅れ……というケースもあります」
尿がん検査の開発背景と、込められた思い

__そのような課題に対し、CRAIFではどのような取り組みを行っているのでしょうか?
「私たちは、体への負担が少ない『尿』に含まれるマイクロRNAに着目しました。
名古屋大学工学部の安井准教授(現・東京科学大学教授)が研究開発を進めていた、尿からマイクロRNAを補足・抽出する技術との出会いがきっかけです。
がん細胞はマイクロRNAという“細胞間のコミュニケーションを担う情報伝達物質”を放出しており、そのパターンをAIで解析することで、高精度ながんリスク評価が可能になるとわかりました。

この発想をもとに、私たちは4年以上の開発を経て、尿がん検査『マイシグナル・スキャン』を実用化しました」
体験者の声とライフスタイルへの提案

__実際にこの検査を受けた方の声にはどんなものがあるのでしょうか?
「たとえば北海道に住む60代女性の方は、ご家族に勧められてマイシグナルを軽い気持ちで受検したところ、肺がんのリスクが高いと判定され、精密検査を受けたところ、肺がんの疑いのある腫瘍が発見されました。
その結果、手術によりステージ0の肺がんが早期発見され、完治にいたり、今は元気に暮らしていらっしゃいます。
また、『自宅で、簡便に、自分の体と向き合える』という体験そのものが、健康意識の変化につながっているという声を多くいただいています」
__手軽で簡単なうえに、かなり初期の段階でリスクがわかるのは画期的ですね。
「はい。忙しくて健康診断や人間ドックにいけない方や、そういった検診ではカバーされてないがんのリスクを、尿で簡便にチェックするという、新しい選択肢を提供できればと思っています。
がんのリスクが高まる40代以降の方には、半年~1年に一度の検査を“日常習慣”として取り入れていただくことをおすすめしております」
マイシグナルで未来の健康を手に入れる
本日は、Craif株式会社の広報担当・高井さんに、がん検査について詳しくお話を伺いました。
がん検診は怖いもの、面倒なもの。そんな思いを持っていた読者の方も、ハードルが下がったのではないでしょうか。
“自分の体を知る”という一歩が、未来の健康につながることは間違いありません。「マイシグナル」という検査がその入口となることで、がんの早期発見が当たり前になる社会に、一歩近づくことを願っています。
<取材協力先>

Craif株式会社
担当者:高井様
東京本社所在地:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
名古屋本社所在地:愛知県名古屋市千種区不老町1 NIC7F 714
アメリカ研究所所在地:5 Mason Unit#250, Irvine, CA 92618
企業公式サイト:https://craif.com/
尿がん検査 マイシグナル公式サイト:https://misignal.jp/
<取材・編集>
健タメ!編集部


