声が枯れる方におすすめな4つの漢方薬

呼吸器症状

風邪を引いてのどを痛めたり、咳が続いて声帯を痛めたり、大声を出しすぎて声帯が炎症を起こしたりが原因で声が枯れるのが一般的なケースです。

考えられる病気

いつとはなしに声が枯れ、しかもなかなか治りにくいという場合が問題になります。

タバコや刺激性ガスをいつも吸って、慢性の声帯炎や喉頭炎になっていることもありますが、怖いのはガンなどの腫瘍です。
ポリープでは、良性のものと悪性のものがありますが、いずれにせよ、早期の診断・治療が必要です。
なお精神的原因で声帯が麻痺したり、原因不明で声が出なくなることもあります。

漢方には声を使う人のためのうがい薬もある

風邪や咳で声が枯れる場合は、原病治療を含めて漢方が有効です。
また精神的なものが原因の場合も、著効をみることが少なくないでしょう。

声が枯れる人の漢方薬

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

一般的に声枯れに用いられます。
ポリープがあったり、ポリープ手術後や、ヒステリーなどで声がうまく出ない場合にも効果的です。

柴朴湯(さいぼくとう)(小柴胡湯と半夏厚根湯の合方)

咳が止まらないのに痰があまり出ず、のどがくすぐったかったり、詰まるような感じがするときに効きます。

甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)

精神的ショックで声が枯れてしまったときに。
胃腸障害があり、下痢などがある場合に有効です。

甘草湯(かんぞうとう)

芝居や選挙演説などで声を使うとき、これでうがいをすると楽になります。

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