ものもらい(めばちこ、めいぼ)におすすめの7種の漢方薬

症状別の漢方

ものもらいは放っておいても治りますが・・・

医学用語では、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といいます。まぶたの付近にできるおできの一種ですが、まぶた全体がはれ、結膜も充血し、むくみと痛みを生じます。指先でかるくまぶたにふれてみると、とくに痛みのはげしい部分があります。そこが、この病気の病巣です。

原因

おもにブドウ球菌が、まつ毛の根元にある皮脂腺(ひしせん)にはいって、化膿を起こす病気です。ふつう四~七日ぐらいで自然排膿して治ります。

家庭治療

放っておいても治る病気だから、あまりこすったり、さすったりして、刺激を与えるのはよくないです。三日ぐらいたっても、はれがひかないときは、患部を温罨法するとよいです。温罨法には二パーセント硼酸水が理想的です。

漢方は服んでおできを治す

内服することによって、はれを早くひかせる効果があります。また、体質的に麦粒腫ができやすい人には、再発しにくい体質をつくります。

ものもらい(めばちこ、めいぼ)の漢方薬

葛根湯

赤くなって、はれはじめたときに。

防風通聖散

肉食過多で、肥満している人に。

桂枝茯苓丸

若い女性で、便秘しないものに。

桃核承気湯合大黄牡丹皮湯(とうかくじょうきとうごうだいおうぼたんぴとう)

若い女性で、便秘の傾向があるときには、この処方のほうがよいです。

十味敗毒湯

一時に数か所にできるような人、化膿する傾向の強い人の体質改善に用います。

排膿散(はいのうさん)

化膿してから、いつまでも治らない場合に、一般的に使用してかまわないです。

黄連解毒湯

結膜も充血し、炎症の強い人に。

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