不正出血がある場合に効果的な8種の漢方薬

婦人症状

婦人科の病気に共通の症状

不正出血とは、規則的に来潮する月経以外のものをいいますが、月経異常によるものを含める場合もあります。婦人科の病気は、ほとんどのものが不正出血をともなうので、この症状があったら、必ず医師の診察を受け、その原因を探る必要があります。

不正出血で考えられる病気

出血のパターンがひとつの参考になります。

①月経と月経の中間に少量の出血がある場合、つまり排卵期だが、これはあまり心配しなくてもよいです。

②月経前後に少量出血するものは、そのために月経の期間が長くなり、悩みが多い。子宮の出口(子宮膣部)にびらんやポリープがあるためです。

③性交後に出血する場合、子宮膣部にびらんやポリープがあることが多いですが、ガンも疑います。

④月経過剰症、あるいはしじゅう出血する場合は、卵巣機能の不全のことが多いですが、膣からの出血、子宮頸部からの出血、子宮体部(内部)からの出血・卵管・卵巣からの出血も考えられ、いちばん問題が多いです。

不正出血の場合漢方の素人療法は危険

不正出血は、現代医学で処置したほうがよい場合が多く、素人療法は危険です。ここでは、漢方医が繁用する処方名をあげるだけにとどめてきます。

芎帰膠艾湯、温経湯、十全大補湯、三黄瀉心湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、黄連解毒湯、温清飲。

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