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料理のレパートリーが増えると話題の「坂の途中 お野菜セット」で食卓に季節の移ろいを

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毎日の食卓に上る野菜について、その先にある農業の現実をご存じですか? 新規就農者たちは、情熱を持ちながらも、生産量の不安定さや販売先の確保に苦しみ、離農を余儀なくされることも少なくありません。

今回は、そうした農業の課題を解決するべく、農産物の販売事業などを手がける株式会社坂ノ途中の広報担当・小西さんにお話を伺いました。

新規就農者の課題を、複数の農家の力で解決する

__まずは、「坂ノ途中」という企業名に込められた想いをお聞かせください。

「社名には、私たちの想いが込められています。環境に配慮した農業に取り組む新規就農者たちが、その険しい道を歩み続けられるように、農家さんのよきパートナーでありたい、という願いからつけられました」(小西さん/以下同)

__そしてその想いが「坂ノ途中 お野菜セット」に反映されているわけですね。

「新規就農者が品質の高い野菜を作っても、生産量が不安定で大量流通には入りにくい。この不安定さを、複数の農家の野菜をバランスよく組み合わせることで補いました。

利用者は、季節の変化を感じながら新しい野菜と出会うことができ、生産者は安定した販売先が確保できる。この仕掛けによって、双方を幸せにする循環を生み出しました」

__開発段階で、関係者から「難しい」という指摘はありませんでしたか?

「生産が不安定な農家だけを相手にするビジネスモデルは成り立たないと言われました。

しかし、いまではお野菜セットの契約者は約12,000件となっており、多くのお客様にご利用いただいています。

鮮度を保つため、農家から必要量だけを直接調達し、自社から発送しています。

葉物野菜などは原則として在庫を持たず、収穫直後のものを届けられる体制を整えるなど、試行錯誤を重ねた結果、現在のサービスの形を実現することができました」

3つのサイズ展開と、お野菜の説明書

__お野菜セットの構成について教えてください。

「年間500種類以上の野菜から、季節のものをバランスよく詰め合わせる『旬のお野菜セット』と、定番野菜を中心にした『きほんのお野菜セット』の二種類。それぞれS・M・Lサイズがあります」

__初めて見るような野菜が入った場合、調理に戸惑いませんか? 

「そこで工夫したのが、同封する『お野菜の説明書』です。お野菜の説明や、調理方法、おすすめの食べ方を記載しているので、はじめてのお野菜も安心して調理いただけます」

__ユーザーからはどのような反応がありますか? 

「『旬の野菜が届くことで季節の移り変わりを感じられるようになった』『料理のレパートリーが増えた』というご感想をいただきます。

また、当社が実施したアンケート調査では『オーガニック野菜の消費量が増えた』という声も多くありました」

__野菜本来の味が濃いという評価が多いのはなぜでしょう? 

「化学肥料に頼らず、じっくり時間をかけて育てることで、味わいが濃くなる傾向があります。

また農家さんから直接仕入れ、その日のうちにお野菜を詰め合わせて出荷する体制により、新鮮な状態でお届けしています」

定期宅配が支える生活と生産

__定期宅配という形式を選んだ理由は? 

「お客さまに年間を通して、さまざまな季節のお野菜を楽しんでいただきたかったからです。

また、定期宅配でお届けすることで、生産者にとっては『次はいつ、どのくらい作ればいいか』という見通しが立ち、計画的な栽培が可能になります」

__解約率が5~7%と非常に低いと伺いました。その理由はなぜだと考えますか? 

「季節のお野菜がバランスよくおまかせで届くので、自分では買わない野菜を楽しむきっかけになり、飽きにくいためだと考えています。

もうそろそろ今年もあの野菜の季節だな、また来年もこの野菜を食べたいな、と季節の移り変わりを楽しみにしてくださっているお客さまも多い印象です」

__「坂ノ途中 お野菜セット」は、どのような方におすすめですか? 

「現在は、30~60代の女性で、週に5回以上料理をされている方に多くご利用いただいております。

また、それ以外にも新しい野菜との出会いを楽しみたい方、食卓で季節の移ろいを楽しみたい方、野菜をバランスよく食べたい方にもおすすめです」

食卓から始まる、農業の未来

本日は坂ノ途中の小西さんに、「坂ノ途中 お野菜セット」の開発背景とサービスの特長についてお伺いしました。もっとも印象的だったのは、このサービスが単なる野菜の宅配ではなく、生産者と消費者に共感をもたらしていること。

新規就農者の経営課題を現実的に捉え、複数農家と提携することによってそれを解決する。その先にある利用者の満足度の高さが、このビジネスモデルの本質を示しています。

毎週届く野菜を手にし、その先の農業の物語に想いを馳せる。そうした営みが、食卓を単なる栄養補給の場から、暮らしの物語へと変える力を持つのだと感じました。

<取材協力先>
株式会社坂ノ途中
担当:広報 小西様
本社所在地:京都市南区上鳥羽高畠町56
企業公式サイト:https://www.on-the-slope.com/corporate/company/
商品公式URL:https://cart.on-the-slope.com/lp/vegetable-box

<取材・編集>
健タメ!編集部

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