「そうだったの!?」不安感・うつに漢方薬が使われる理由【医師監修】

症状別の漢方

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「特に理由はないのに、将来が不安でたまらない」

 「朝、目が覚めると気持ちがどんよりと重い」

 「些細なことが気になって、頭から離れない」

真面目で責任感の強い女性ほど、日々のストレスや疲れを溜め込み、ある日ふと、出口のない「不安」や「憂うつ」な気分に襲われることがあります。

「抗うつ剤や睡眠薬には抵抗がある」 「病院に行くのは気が引ける」

そんな葛藤を抱えながら、ひとりで気持ちを奮い立たせようとしていませんか?

 もしあなたが、薬に頼りすぎず、心を元気にしたいと願うなら、東洋医学(漢方)のアプローチが助けになるかもしれません。

漢方の世界には古くから、「心を穏やかにし、意欲を取り戻す」ための処方が存在し、現代医学的な臨床研究でも、うつ傾向や神経症に対する成果が報告されています。

この記事では、不安やうつの症状において注目される漢方薬の臨床データをご紹介します。

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漢方医学で見る「不安」の正体

西洋医学では、気分の落ち込みや不安を脳内の神経伝達物質の異常として捉えますが、漢方医学では少し違った視点を持ちます。

漢方では不安を「血(けつ)」という栄養不足の状態と捉えます。 悩みすぎや胃腸の弱りによって、体内で「血」が十分に作られなくなると、心(脳)に栄養が行き渡らず、精神が不安定になってしまうのです。

これを漢方では「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」と呼びます。

つまり、漠然とした不安は、心と体のエネルギーが枯渇した「電池切れ」の状態にあることが原因なのかもしれません。 

無理に気持ちを抑え込むのではなく、胃腸を整えて栄養を補い、体の土台から立て直すことが解決への近道です。

不安・うつに対する漢方薬の「専門データ」

では、実際に漢方薬は心の不調に対してどれほどの力を持つのでしょうか。 今回は、漢方医学の専門書『漢方方剤の薬効・薬理』に記録されている、加味帰脾湯(かみひきとう)という漢方薬の臨床研究データをご紹介します。

■ データ(出典:『漢方方剤の薬効・薬理』p.93)

この研究では、神経症やうつ病の傾向がある患者さんを対象に、加味帰脾湯を投与し、その効果を検証しました。

  • 研究名: 斉藤らによる、神経症および単極性うつ病患者に対する臨床効果の検討
  • 対象: 40歳以上の神経症および単極性うつ病患者 112例
  • 期間: 8週間(約2ヶ月間)の投与
  • 結果(精神症状に対して): 精神症状においては、特に以下の項目で高い改善効果が示されました。
    • 不安(ふあん)
    • 苦悶(くもん:思い悩み苦しむこと)
    • 緊張(きんちょう)

結果(睡眠障害に対して): 睡眠障害に対しても、「熟眠感(ぐっすり眠れた感じ)」「中途覚醒(途中で目が覚める)」、「入眠(寝つき)」の順に高い効果を認めました。

ポイントは、単に眠らせるだけでなく、睡眠の「質」である熟眠感に有効であった点が特筆されている点です。

また、一般的な抗不安薬で見られるような、「眠気」「倦怠感」「体のふらつき」などの副作用が、この漢方薬ではみられなかったことが報告されています。

(※この結果は特定の臨床研究によるものであり、全ての方に同様の効果を保証するものではありません)

なぜ、漢方薬で「不安」が和らぐのか?

このデータから読み取れる非常に重要なポイントは、「眠気やふらつきなどの副作用を出さずに、不安や緊張を緩和した」という点です。

一般的な抗不安薬は、脳の働きを強制的に鎮める作用が強いため、どうしても日中の眠気や脱力感、ふらつきといった副作用が出やすくなります。加えて、長期間の服用による依存性を心配される方も少なくありません。

一方で、今回紹介した「加味帰脾湯」のアプローチは異なります。

1. 胃腸をケアして、エネルギー切れを防ぐ 

不安や悩み事が続くと、食欲が落ちたり胃が重くなったりしませんか? この漢方薬は、まずストレスで弱ってしまった胃腸の働きを助けます。

食事から十分な栄養を吸収できる状態に戻すことで、心と体の活動に必要なエネルギーをしっかりと生み出します。

2. 脳と神経に「安心の材料」を届ける 

胃腸で吸収された栄養は、血液に乗って脳や神経へと運ばれます。 脳に十分な栄養が行き渡ることで、張り詰めていた神経が自然とリラックスし、不安や緊張が和らいでいくのです。

無理に抑え込むのではなく、栄養で満たすことで心を穏やかに保ちます。

(※効果には個人差があり、全ての方に同じ効果を保証するものではありません。服用は専門家の診断が必要です)

「私に合う漢方」は、これだけじゃない?

「加味帰脾湯」は素晴らしい漢方薬ですが、すべての不安症状に効くわけではありません。 

漢方は、オーダーメイドの処方が大切です。あなたの体質や、不安のあられ方によって適した薬が変わってきます。

たとえば、イライラが抑えられず顔がカーッとのぼせるような方には、滞った気を巡らせて余分な熱を冷ます加味逍遙散(かみしょうようさん)などが適しています。

一方で、激しい動悸やパニック感に襲われやすい方には、驚きやすく乱れた気を鎮める別の処方が選ばれるケースもあります。

このように、ひとくちに「不安」と言っても体質によって最適な漢方薬はまったく異なるため、自己判断で合わない薬を選んでしまわないよう、専門家による正しい見極めが何よりも重要です。

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木村眞樹子

東京女子医科大学医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事している。 妊娠、出産を経て、また産業医としても働くなかで予防医学への関心が高まった。医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる様々な人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

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