あなたの腰痛どのタイプ?東洋医学の整え方を漢方薬剤師が解説
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「朝、布団から起き上がるときに腰が固まったように感じる」
「仕事中に座り続けたあと、立ち上がる瞬間に腰が伸びにくい」
「夕食の準備や掃除をしていると、次第に腰が重くなってくる」
そんな腰痛の悩みを抱えていませんか? 以前はひと晩眠れば回復していたのに、最近は疲れや痛みが翌日まで残りやすくなり、「体力が落ちたのかな」と落ち込むこともあるでしょう。
その腰痛は年齢のせいだけではなく、からだの変化が関係している可能性があります。
からだの声に耳を傾けて、自分の体質に合ったケアを始めてみませんか?
腰痛は「年齢のせい」だけではない

年齢とともに、ちょっとしたことで腰痛が起きやすくなったり、慢性的な腰痛に悩まされたりするのは誰にでも起こり得るもの。
とくに、女性の場合、更年期の卵巣機能の低下に伴い、筋肉や骨などの健康維持にも関わる女性ホルモンが減少することで腰痛が起きやすくなります。
デスクワークで長時間座り続ける、家事で中腰になる、介護で人を支えるといった動作も腰への負担になる動作です。
さらに、腰痛を気にして運動を控えると、かえって腰を支える筋力や体力が低下し、再び痛みやすくなる悪循環に陥ることも。
このように、腰痛の原因はひとつではなく、さまざまな要因の積み重ねが関係しています。
腰痛のタイプ別の特徴

漢方医学では、腰痛そのものだけではなく、体質やからだの状態などももとに腰痛の根本原因へアプローチして改善を目指します。タイプ別の特徴とおすすめの漢方薬をみてみましょう。
足腰の衰えや冷えを伴う「腎虚タイプ」
漢方医学における「腎(じん)」は腎臓だけではなく、成長や生殖、骨、足腰の力などを支える働きのことを指します。この働きが不足した状態が「腎虚(じんきょ)」です。
腎虚タイプの腰痛は、腰から下が重だるい、足腰に力が入りにくい、冷えるとつらいといった特徴があります。疲れやすさ、夜間の頻尿、足のしびれ、耳鳴りなどを伴うことがあるのも特徴です。
更年期に腰痛が増えた場合は、年齢とともに変化する腎の働きも関係していると考えられます。
このタイプの場合、腎を補う働きのある「八味地黄丸(はちみじおうがん)」や「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」などの漢方薬がおすすめです。
血の不足が関係する「血虚タイプ」
「血虚(けっきょ)」はからだに栄養を運ぶ「血(けつ)」が不足した状態のことです。血が不足すると全身に必要な栄養が届きにくくなり、腰痛が起こると考えます。
腰痛以外に、肌や髪の乾燥などの美容トラブルや、めまい、疲れやすさなどがあらわれやすいのが特徴です。また、血流が悪くなるためからだの熱が運ばれにくく、手足の冷えなどもみられます。
血虚タイプの腰痛には、血を補う「疎経活血湯(そけいかっけとう)」や「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」などの漢方薬がおすすめです。
血の滞りが関係する「瘀血タイプ」
「瘀血(おけつ)」は血の巡りが滞ることを意味します。このタイプは血流が悪いために腰まわりに十分な栄養や熱が届きにくくなり、結果として痛みやこわばりなどが起こります。
瘀血タイプでは、刺すような痛みが起こる、決まった場所が痛むなどのほか、夜間や朝方に腰痛が強くなるなどの傾向があります。また、血の滞りによって熱が偏在し、上半身はのぼせて下半身は冷えるといった状態になることもあります。
瘀血タイプには、血の巡りをよくする「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」や「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などの漢方薬がおすすめです。
腰痛を我慢せず、自分に合うケアを見つけよう

腰痛が続くと、外出や仕事の予定まで億劫になりがち。更年期の腰痛を年齢だけで片づけて我慢し続けると、日々の生活にも支障がでかねません。
一口に腰痛と言っても、原因は人によってさまざまです。腰痛を改善して健康的な毎日を過ごすには、自分に合ったケアを見つけることが大切です。
セルフケアを続けても腰痛が続くなら、専門家に相談するのも選択肢のひとつです。
あんしん漢方では、漢方に詳しい薬剤師や医師が一人ひとりに合った漢方薬を提案します。スマホひとつでいつでも体質や症状について相談でき、提案された漢方薬は自宅で受け取れます。
同じ腰痛でも、腎虚や瘀血、血虚など、考えられる体質は人それぞれです。漢方薬を自己判断で選ぶのではなく、専門家に相談して自分のからだに合ったケアを見つけましょう。


