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試着室で振り返って愕然…台形に垂れ下がる巨大なお尻をどうすれば!?

体験談

脂肪がついてだるんと垂れたお尻のせいでどんなボトムもダサく見える、年齢を重ねるごとにお尻のお肉が増えてたるんできた……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうしたお尻の脂肪の落ちにくさに悩んでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな自分ではどうにもならないダイエットに関する悩みの解消や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回はダイエットにおける「お尻痩せ」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

キュッと上向き小尻は夢のまた夢? 「デカ尻」「垂れ尻」を卒業したい!

芳香さん(46歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

年齢を重ね、見た目も体力も、様々なことが若い頃のようにはいかなくなってきましたが、なかでも最近もっとも悲しかったのが、自分の後ろ姿……。
このところずっと仕事が忙しく、単調なデスクワークばかりでストレスも溜まっていたので、気晴らしに買い物に行き、気に入ったスキニーデニムがあったので試着してみたんです。ストレッチも効いていて丈感もぴったり、「よし!買おう」と心に決め、後ろ姿もチェックしてみることに。
ところが、試着室でくるっと振り返り、鏡に映る後ろ姿を見た瞬間、あまりの自分のお尻の大きさに愕然としてしまいました。そこには、ただただ横に平べったく巨大化し、でっぷりと台形に垂れ下がった荒野のようなデカ尻があるではありませんか!
普段、自分の後ろ姿を気にすることもなく過ごしているうちに、まさかこんなことになっていようとは……。あまりの衝撃に、結局デニムも買わずに帰ってきてしまいました。
何もお尻が大きいこと自体が嫌なわけではありません。海外の健康的なモデルさんのようにプリッと上がった大きなお尻ならカッコいいと思うんです。でも、私のお尻ときたら……。座りっぱなしで長時間作業し、帰宅するだけの日々がこんなお尻モンスターを生み出してしまったのだと悲しい気持ちでいっぱいです。
いったいどうしたらキュッと引き締まった上向きのお尻になれるでしょうか? この年齢からでも間に合う方法があればぜひチャレンジしたいです。

ご質問ありがとうございます。
後ろ姿は自分でなかなかチェックする機会もないため、運動不足や日常の習慣などによって気づかぬうちにどんどん巨大化してしまうことがあります。
今回は、スムーズに「お尻痩せ」をする方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

お尻が太るのは筋肉が弱って代謝が落ちることなどが原因

お尻に脂肪がついてサイズアップしてしまうのは、座りっぱなしのデスクワークや運動不足などにより、筋肉が使われずに代謝が落ち、脂肪を溜め込みやすくなっていることが考えられます。
さらに、お尻の筋肉が弱って代謝が悪くなると、脂肪がつきやすくなるだけでなく、ついた脂肪を支えられないためにお尻が垂れたり四角く広がったりして、締まりのないヒップラインになることもあります。
普段の姿勢の悪さや歩き方のクセ、妊娠・出産などを経ることで骨盤がゆがんでしまうこと、冷えによるむくみなどからお尻や腰回りに脂肪がつきやすくなることもお尻が大きくなる原因になります。

次の章ではスムーズに「お尻痩せ」するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

引き締まった小尻をつくるための3つのセルフケア

1.日常生活の中でお尻の筋肉を強化する

お尻をキュッと小さく引き締めるには、お尻の筋肉を衰えさせないように、意識して使うようにすることが大切です。
仕事や家事が忙しくても、デスクワークばかりでもお尻を鍛えられる簡単な方法をご紹介しますので、諦めずに「お尻筋トレ」を継続しましょう。

◎お尻パワー筋トレ
座りっぱなしでも立ちっぱなしでも、いつでもどこでも簡単に出来るのがこのトレーニングです。
やり方は簡単、ただお尻をキュッと閉めるように力を入れ、5秒間キープして力を抜くことを繰り返すだけ。気が向いた時にいつでもどこでも、何回でも実践しましょう。

◎つま先立ち筋トレ
こちらも、家事の合間や歯磨きタイムなど、いつでもできるエクササイズで、まっすぐ立ってグッと背伸びするようにつま先立ちする動作を繰り返すだけ。
足首痩せやふくらはぎ痩せにも効果的なつま先立ちですが、太ももからお尻の筋肉を引き締める効果も絶大です。

2.正しい姿勢を心がけて骨盤の歪みを整える

骨盤の歪みは、お尻や腰回りに脂肪がつきやすくなる原因になります。
常に足を組んだり猫背で過ごすクセがついていたり、立ったり歩いたりする時にどちらかに重心が傾く方は、骨盤が歪みやすいため、特に注意が必要です。
座る時には足を組まず、立ったり歩いたりするときは背筋を伸ばしてスッと真っ直ぐ立ち、両足に重心を均等にかけることを意識してみてください。

3.体を温めて代謝を促進しましょう

お尻に手を当てるとひんやりと冷たく感じる方は、お尻が冷えて血液やリンパの流れが悪くなっている証拠です。
お尻や体の冷えは代謝の低下を招き、脂肪を燃焼しづらくするだけでなく、下半身全体のむくみの原因にもなります。
溜め込んだ脂肪を燃焼しやすくするためにも、内からも外からも体を温めることが大切です。
冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎに注意し、1日の終わりにはしっかり湯船に浸かって体を芯から温め、末端まで温かい血液を行き渡らせることを意識するようにしてみましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

お尻を引き締めるためには、セルフケアや市販薬、処方薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、大柴胡湯(ダイサイコトウ)です。
疲労やストレスの蓄積から代謝が乱れ、脂肪が落ちにくくなっている方の「気(生命エネルギー)」の巡りを良くして脂肪の燃焼をサポートする効果があります。
また筋肉量が少なく、むくみによるだるさから運動不足になり、脂肪がつきやすくなっている方には、水分代謝を整えて老廃物を流す効果のある防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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溜め込んだ脂肪を燃焼させて引き締まった小尻に!

今回は、スムーズに「お尻痩せ」するためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
健康的にダイエットするためには、しっかりとお尻の筋肉を使い、代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体に整えることが大切です。
普段から姿勢を良くして骨盤の歪みを整え、冷え対策にも注意してキュッと引き締まった小尻を目指しましょう。

また、こうした様々なダイエットにおいて、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアだけではなかなか痩せられない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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