ギュッと目を細めないと字が読めない…これってもしや「老眼」なの⁉︎

体験談

近くにある文字や小さい文字がなんだかボヤけてしまって読みづらい、照明が少し薄暗いだけで文字が格段に読みづらくなってしまう…。
40〜60代の世代の女性のなかには、このような「老眼」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「老眼」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。 

文字の読みづらさに四苦八苦!「老眼」の進行を食い止める方法は?

晴恵さん(50歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

若い頃から視力が良く、何かを見るのに苦労したことなど一度もなかった私。ところが、数年ほど前から近くのものを見ると文字がブレてよく見えなかったり、ちょっと薄暗い照明の喫茶店に入るとメニューがよく見えなくて苦労する、なんていうことがしょっちゅう起こるようになってしまったんです。
まだまだ若い気でいたものですから、夫から「そりゃあ老眼だよ!」と言われてもあんまりピンとこなくて、数年放置してしまっていたんです。ところが最近、目をギュッと細めないと駅の構内の案内表示も読めなくなり、雑誌の細かい文字も見づらくなるしで、どんどん症状が悪化している気がして……。
ちょうどメガネを買い換えたかったこともあり、半信半疑で眼科で検査を受けてみたんです。そうしたらやはり、お医者様にもあっさりと「ああ、これは老眼ですね」と言われてしまい大ショック。老眼鏡のメガネを新たに作り、日常生活はすこぶる快適になったものの、このまま視力の低下が進行すると思うと不安で仕方がありません。
少しでもこの老眼の症状を改善し、進行を食い止める方法はないものでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
老眼は加齢にともなって誰にでも生じる生理現象ではありますが、さまざまな対処やトレーニングにより、予防したり進行を遅らせたりすることができるものです。
今回は、老眼の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

老眼は加齢による目のピント機能の低下が原因

老眼とは、近くのを見たときにうまくピントを合わせられない状態になることで、近くの文字が見えづらくなったり、薄暗い場所で文字が見えづらくなったりする症状のことです。
老眼は、加齢にともない少なからず誰にでも起こる症状であり、目の中でカメラのレンズに相当する働きをする水晶体が老化によって弾力を失って硬くなり、ピント調節機能の低下が起こることで生じるといわれています。

東洋医学では、老眼は五臓のうちの成長・発育・老化をつかさどる「腎(じん)」の衰えと関係が深いとされ、「腎」の衰えによって目の機能が衰え、視力が減退して老眼が生じると考えられています。
次の章ではこのような「老眼」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

老眼を予防&改善するためのセルフケア3選

1.紫外線ダメージから目を守りましょう

老眼は、カメラのレンズ機能としての役割を果たす水晶体に弾力がなくなって硬くなることが原因のひとつですが、この硬化を促進していると考えられるのが紫外線を浴びることで発生する活性酸素です。
普段から帽子や日傘、UVカット仕様のサングラスを活用し、紫外線ダメージから目を守るように心がけましょう。
また、紫外線に加えて飲酒や喫煙習慣、ストレスも活性酸素を発生させる誘因となります。活性酸素の発生は老眼に加えて、白内障を生じる原因にもなりますので、あわせてこれらの誘因も避けることが大切です。

2.目の健康を守る栄養素を摂取する

目の健康を長く保ち、老眼の進行を遅らせるには、体全体の健康を保つことが大切です。
栄養バランスのとれた食事を三食きちんと摂った上で、アンチエイジング効果や抗酸化作用など、目に良いとされる栄養素を積極的に取り入れると良いでしょう。

◎水晶体の働きをサポートし、抗酸化作用のある「ルテイン」
含まれる食材:カボチャ・ホウレン草・ニンジンなど

◎目のピント機能の改善が期待でき、抗酸化作用の強い「アスタキサンチン」
含まれる食材:サケ・イクラ・カニ・エビなど

◎筋肉疲労や眼精疲労を和らげる「ビタミンB1」
含まれる食材:豚肉・うなぎ・玄米など

◎水晶体に多く含まれる「ビタミンC」
含まれる食材:パプリカ・パセリ・キウイ・グレープフルーツなど

3.毛様体筋を鍛えて老眼の進行を防ぐ

老眼は、カメラのレンズの役割を持つ水晶体の周りには、水晶体の厚さを変えてピント合わせをする機能を持つ「毛様体筋」があります。老眼の進行を防ぐには、この毛様体筋を鍛え、収縮機能を損なわせないようにすることで、ピント合わせの機能が低下するのを予防することが大切です。
簡単にできる3つのエクササイズをご紹介しますので、1日数回、できるときに実践してみてください。

◎遠近エクササイズ
手に手頃な筆記用具などを持ち、腕を伸ばした距離で2〜3秒見つめてから、遠くの外の景色を2〜3秒眺めます。
(3セット繰り返す)

◎開閉エクササイズ
ギュッと目を閉じて2秒間キープし、次に目を見開いて2秒間キープします。
(3セット繰り返す)

◎眼球回しエクササイズ
顔を動かさないように固定して、眼球だけをゆっくりと回します。
(左回し2回、右回し2回行う)

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

老眼を改善するために、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、杞菊地黄丸(コギクジオウガン)です。老眼で目がかすみ、視力が低下気味な方の体の余分な「熱」や水分を取り除き、「腎」や「肝」を補って症状を改善する効果があります。
また、老眼に加え、過労や加齢により目が疲れやすくなり、充血やドライアイの症状もある方には、「腎」の機能を回復させ、「肝」の血液不足を補うことで目の機能を回復させる滋腎明目湯(ジジンメイモクトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介は下記リンクをご確認ください。

老眼は自己判断せずきちんと診断を受けましょう

今回は、老眼に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
加齢による目の老化は避けられませんが、少しでも老眼を改善し、進行を遅らせるためにも紫外線から目を守り、目に良い栄養素を摂取して目の筋肉を鍛えるエクササイズを実践してみましょう。
また、他の眼病の可能性を見逃さないためにも、老眼かどうかは自己判断せず、眼科専門医の診察を受けることが大切です。

こうした気になる症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

関連記事