胸焼けの症状にお悩みの方の漢方薬7選
消化器症状
胃酸過多の主症状ですが・・・
胸焼けは、食べすぎ・飲みすぎによって起こることが多いです。とくに、甘いもの・脂肪分・コーヒ・さつまいも・もちなどを飲食した場合です。こうした場合は放っておいてもよいですが、漢方薬や重曹、胃散を服むと早く解消します。
考えられる病気
胸やけが長くつづく場合は、胃・十二指腸・胆道・膵臓の病気が考えられます。ことに空腹時に起きやすいのは胃酸過多です。これはげっぷもともない、ときにはグッとこみあげて、ひどく酸っぱい、または苦酸っぱい水が口まで逆流してきます。ただし、胃酸過多はほかに障害がなければ問題はないです。老人の胸焼けでは、狭心症や心筋梗塞(しんきんこうそく)のこともあるので、注意が必要です。
漢方は一般的に用いる処方
暴飲暴食、あるいは病気というほどではないですが、ふだんから胃腸が弱い人に、次の処方を用います。
胸焼けの症状効く漢方薬
大柴胡湯
胃腸は丈夫ですが、食事が不摂生で、筋肉質の肥満体で、便秘する人に。
半夏瀉心湯
胃腸は丈夫で、みぞおちがつかえ、不快感がある人の胸焼けに用います。
平胃散
胃腸が丈夫すぎて、過食する人に。
安中散胃
腸が弱く、甘いものが好きで、なんとなく胸焼けがするという人に。
六君子湯
食欲がなく、胃腸が弱っているとき。
人参湯
冷えたりすると、胃腸をこわし、腹痛が起きたり、食欲がなくなる人の胸焼けに。
附子人参湯
上よりも症状が強い場合に用います。