自然成分が肌の“糖化”にアプローチ?老舗木材会社がたどり着いたサクラ由来のスキンケア
肌の老化原因のひとつである糖化。糖化とは、余分な糖とたんぱく質が結びついてAGEs(終末糖化産物)をつくる反応です。
肌の中でこれが蓄積すると、コラーゲンなどの構造が硬くなって、ハリの低下、黄ぐすみ、たるみの原因になるとされています。
最近注目されているこの現象に対応するために、自然素材の「サクラ」に秘められた可能性を見出したのが、創業100年を超える老舗木材会社です。
サクラの木と人間の糖化__
一見結びつかないようなふたつの関係について、木の成分・香りに長年向き合ってきた丸山木材ホールディングス株式会社の矢野さんにお話を伺いました。
肌の糖化と木材の研究__意外な着地点

__人間の肌の糖化と、木はまったく別のもののように思えますが、なぜサクラの木に着目したのでしょうか?
「サクラは、樹齢数百年にもなる長寿の木として知られています。毎年春になると、まるで時の流れを忘れさせるかのように、透明感あふれる花を咲かせます。
私たちは、この『時を超えるような美しさ』に着目しました。サクラが長い年月を経てもなお、透明感を保ち続ける力には、肌の糖化に立ち向かうためのヒントが隠されているのではないかと考えたのです」(矢野さん/以下同)
__なるほど。御社では、植物成分の研究に取り組まれているそうですね。
「そうなんです。私たちは長年、木の香りや成分の研究を行ってきました。ヒノキやスギなど多くの木材を分析していく中で、日本人にとって特別な存在である“サクラ”にたどり着いたんです。
とくに、サトザクラ花エキスには、美容分野でも注目されている成分が含まれていて、心身に穏やかに働きかけてくれる印象を持ちました」
サトザクラ由来の成分とは?

サトザクラは日本を象徴する花として知られる一方、古くから抗炎症作用や保湿効果に関わる利用がされてきた植物でもあります。
とくに、花びらが幾重にも重なる八重咲き品種「関山」などから得られる桜花エキスには、ケイヒ酸グルコシドやフラボノールグルコシドといった成分が含まれており、近年の研究で糖化を抑える働きやアンチエイジングへの可能性が示されているのです。
そもそも糖化とは、体内で余分な糖がタンパク質と結びつき、最終糖化生成物(AGEs)と呼ばれる老化の原因物質をつくる現象のこと。
桜花エキスは、このAGEsの産生を抑えるほか、糖化によって弱った細胞の機能低下を防ぎ、コラーゲンの産生や構造形成を助けることが、ヒト試験でも確認されています。
摂取でも外用でも効果が見られ、安全性も確かめられており、美容食品や化粧品への活用が広がっています。(※1)
木材を扱う企業が、化粧品の分野に進出するのは珍しいケースのように感じるかもしれません。
しかし、植物由来成分の活用という観点からは、木材関連分野とスキンケア分野の橋渡しも自然な流れであるように感じました。
肌や体は加齢とともに変化しますが、内側に備わる美しさや健康を引き出すためには、日々の生活習慣の見直しに加え、植物の力を活用した丁寧なケアが一助となり得そうです。
“サクラに包まれる”ようなスキンケアとは

__御社が開発された、meet tree 櫻 スキンケアシリーズの特徴を詳しく教えていただけますか?
「meet tree 櫻 スキンケアシリーズは、サトザクラから抽出した花エキスを使い、日本人が“春”を感じるような、やさしい桜の香りにこだわりました。
香料ではなく自然の精油で香りづけをしているので、まるで桜に包まれるような心地よさを味わっていただけると思います」
__香りはスキンケアを選ぶうえで重要ですよね。
「ありがとうございます。肌のことを考え、合成着色剤、ラウレス、合成香料、合成酸化防止剤、紫外線吸収剤は不使用にし、しっとりと潤う使用感にもこだわりました。
木と同じように、肌も“育てて整える”時間を楽しんでいただけたら嬉しいです」
肌が持っている力を引き出す、自然の力
木と肌、ふたつの自然が重なり合うように、サクラの恵みが肌の糖化に優しく寄り添う__
長年木と向き合ってきた知見を活かした老舗木材会社の挑戦は、自然と共に美しく生きる道を私たちに示してくれます。
<取材協力先>
丸山木材ホールディングス株式会社
担当:矢野様
企業HP:https://www.maruyama-g.co.jp/maruyama/
meet tree 櫻 スキンケアシリーズ ブランドサイト:
https://meettreesakura.wixsite.com/skincare
<取材・編集>
健タメ!編集部
<参考文献>
(※1)桜花抽出物の抗糖化作用および美肌作用


