インフル新株流行で再注目、免疫の土台になる菌とは?
インフルエンザが大流行していますね。
今年は、これまでとは少し性質の異なるサブクレードKと呼ばれる新しい株の流行も重なり、「気をつけているのに感染が広がっている」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ウイルス対策は“外”だけで十分?

手洗い・うがい・消毒、マスク。
これらはもちろん、感染対策の基本中の基本です。ただ、どれだけ徹底しても、ウイルスを完全に外から防ぐことには限界があるのも事実。だからこそ今、視点を少し変えて注目したいのが、体の内側に備わっている防御力=免疫です。
実は、免疫細胞の多くは腸に存在しています。腸内環境が乱れると、体が本来持っている防御反応が十分に働きにくくなることが分かってきました。腸は単なる消化の場ではなく、感染症に立ち向かうための重要な司令塔でもあるのです。
こうした考えを裏付ける研究も報告されています。
日本の学童を対象に行われた研究では、特定の乳酸菌(Lactobacillus brevis KB290)を含む食品を、インフルエンザ流行期に継続して摂取した群で、摂取していない群よりもインフルエンザの発症率が低かったことが示されました。
腸内細菌の働きを通じて、ウイルスに対する体の反応が整い、結果として感染しにくい状態が保たれた可能性が示唆されています。
毎日の生活に取り入れやすい腸ケアとは

もちろん、基本的な感染対策が最優先であることは変わりません。ただ、睡眠不足やストレス、食生活の乱れが重なりやすい現代では、免疫のベースを整えておくこと自体が、立派な感染対策の一つとも言えるでしょう。
理想は、食物繊維や発酵食品を毎日の食事からしっかり摂ること。でも、忙しい日常の中でそれを完璧に続けるのは簡単ではありません。
そんなときの選択肢の一つが、サプリメントの活用です。生活リズムに合わせて、無理なく取り入れやすい点もメリットと言えます。
外から守る対策に、内側から整えるケアをプラスする。
インフルエンザが大流行している今こそ、“免疫の土台づくり”としての腸活を、日常の体調管理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】N Waki, et al: Effects of probiotic Lactobacillus brevis KB290 on incidence of influenza infection among schoolchildren: an open-label pilot study. Beneficial Microbes 5(3): 293–300, 2014.
<この記事の監修者>

水谷 優実
美容薬剤師・漢方養生指導士。
調剤薬局での勤務経験を持ち、薬学の知識と美容の専門性をかけ合わせた視点で活動。流行に左右されない、科学的根拠に基づく美容とセルフケアを発信している。出産後の体調不良をきっかけに腸内環境の重要性を実感し、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。フェイシャルエステサロンを運営し、内側から美しさを育てるケアを提案している。
【今日から腸活】
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