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お酒のダメージ、実は肝臓より先に「腸」にくる?【米国の研究結果】

腸活

お酒の影響は肝臓に出ると思っていませんか?

でも実は、体はもっと別のところで悲鳴を上げている可能性があります。

近年の研究で分かってきたのは、アルコールの影響は肝臓に出る前に、腸内環境にあらわれやすいという事実です。健康診断では「異常なし」でも、腸内細菌のバランスや腸を守る力は、少しずつ乱れていることがある——。いま、「お酒を飲む人ほど腸をいたわるべき」と言われる理由が、ここにあります。

アルコールの影響は、肝臓より先に「腸」に出る

この考え方を裏づけているのが、米国の研究者Sean M. Ganesanらによる論文です。慢性的な飲酒によって腸内細菌の多様性が低下し、腸内細菌叢の“顔ぶれ”そのものが変わっていく可能性が示されています。

しかもその変化は、肝臓の数値に異常が出る前から始まることがあると指摘されています。

つまり、「まだ大丈夫」と感じている段階でも、腸はすでに影響を受けている可能性がある、ということです。

だから今、“飲む人の腸活”が注目されている

さらに研究では、アルコールやその代謝物が腸の粘膜に影響し、腸のバリア機能がゆらぎやすくなることも示唆されています。

腸の壁が弱ると、体にとって不要な物質が入り込みやすくなり、だるさや違和感につながる可能性も考えられています。

こうした背景から最近は、お酒を楽しみながら腸をいたわるという発想が広がっています。腸内環境を整えることは、無理な制限をすることではなく、日々のコンディションを底上げする土台づくりとも言えるでしょう。

とはいえ、毎日の食事で腸内環境まで完璧に整えるのは、正直ハードルが高いものです。外食や不規則な生活が続けば、意識したくても続かない——そんな声も少なくありません。

そこでおすすめの選択肢のひとつが、腸内環境を意識するためのインナーケアです。サプリメントは、忙しい毎日の中でも取り入れやすく、腸活を習慣化しやすいことがメリットです。飲酒習慣がある人にとって、生活を変えずに始めやすい腸活である点も、大きな魅力と言えるでしょう。

お酒を我慢する必要はありません。

飲む習慣があるからこそ、腸を後回しにしない。

その小さな選択が、これからの体調や気分に、じわじわと違いをもたらすかもしれません。

【参考文献】Ganesan SM, et al: The Gastrointestinal Microbiome: Alcohol Effects on the Composition of Intestinal Microbiota.Alcohol Res 39(2): 119–132, 2018.

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4590619

<この記事の監修者>

水谷 優実

薬剤師・漢方養生指導士。調剤薬局での勤務経験を持ち、薬の専門知識に加え、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。自身の出産後の不調を改善した経験から、腸内環境を整える重要性を広めている。薬に頼りすぎないセルフケアの提案を行っている。
【今日から腸活】
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