なんだか元気でキレイに見える自分へ。エネルギー美容という考え方
先日、とある集まりに参加したときのことです。
会話の中で意外と多かったのが、「最近疲れやすくて」「寝ても疲れが抜けなくて」「なんだか元気が出ない」という声でした。
美容薬剤師として多くの方のお話を伺っていますが、こうした“なんとなく不調”は、決して珍しくありません。
そして、その背景には「エネルギーを作る力」が関係していることがあります。
美しさは“エネルギー感”で決まる?

美容というと、スキンケアや美容液など外側からのケアに目が向きがちです。
もちろん、それも大切です。
けれど、見た目の印象を大きく左右するのは、肌そのものだけではありません。
よく眠れた日は肌まで明るく見える。
反対に、疲れが溜まっている日は、どれだけメイクをしても、なんだか冴えない。
この違いを生み出すのが、その人からにじみ出る“エネルギー感”です。
そして、このエネルギー感に深く関わっているのが「腸」です。
食事から摂った栄養は、腸で吸収され、細胞でエネルギーに変えられます。
つまり腸のコンディションが乱れていると、せっかく栄養を摂っていても、うまく活かしきれないことがあるのです。
腸内細菌は、体の中の小さな職人

腸活の面白いところは、腸内細菌が想像以上に働き者であることです。
実は腸内細菌は、食物繊維などを発酵させて短鎖脂肪酸を作り出し、私たちの体のエネルギーづくりを支えています。
この短鎖脂肪酸は、腸の細胞にとって大切なエネルギー源。
つまり腸内細菌は、体の中でせっせと働く“小さな職人”のような存在なのです。
腸は、便通のためだけの場所ではありません。
栄養を受け取り、腸内細菌が働き、エネルギーづくりを支える。
まさに、元気や美しさを支える“内側の美容インフラ”です。
まずは、野菜、海藻、きのこ類、豆類など、食物繊維を含む食材を意識すること。
発酵食品を取り入れる、よく噛んで食べる、睡眠リズムを整えることも腸活の第一歩です。
とはいえ、忙しい毎日の中で完璧な食事を続けるのは簡単ではありません。
そんなときは、腸活をサポートするサプリメントを上手に活用するのもひとつの方法です。
腸活は、便通のためだけではありません。
“疲れて見える私”から、“なんだか元気でキレイに見える私”へ。
その変化は、腸を整えることから始まるかもしれません。
【参考文献】Morrison DJ, Preston T: Formation of short chain fatty acids by the gut microbiota and their impact on human metabolism. Gut Microbes 7(3): 189–200, 2016.
<この記事の監修者>
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水谷 優実
薬剤師・漢方養生指導士。調剤薬局での勤務経験を持ち、薬の専門知識に加え、漢方や栄養学の視点から体質改善をサポート。自身の出産後の不調を改善した経験から、腸内環境を整える重要性を広めている。薬に頼りすぎないセルフケアの提案を行っている。
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