白髪は年齢のせいだけじゃない⁉ 紫外線と白髪の“意外な関係”を美容薬剤師が解説
※提供:あんしん漢方
鏡を見るたび分け目に光る白髪が気になり、「閉経してから増えるスピードが速くなった気がする」と感じていませんか?
白髪は加齢との関係が深いだけでなく、紫外線による髪のダメージやからだの内側の変化に目を向けることも大切。とくに、肌には日焼け止めを塗っていても、髪や頭皮の紫外線対策は後回しになりがちです。
白髪染めを繰り返すだけでなく、内・外両側から髪を守る習慣にも目を向けてみませんか?
閉経後の白髪、紫外線も関係している?

髪の色は毛根にある色素細胞(メラノサイト)がつくるメラニンによって生まれます。加齢に伴ってメラノサイトの機能が低下すると、髪に色がつかず白髪として生えてきます。
女性の場合、閉経後に女性ホルモンが減少することで髪の成長サイクルが乱れやすくなり、白髪が増えやすくなるのです。
また、紫外線によって髪や毛根にダメージが加わることも白髪が増える要因のひとつです。紫外線によって頭皮がダメージを受けると活性酸素が発生し、メラノサイトの機能低下を招きやすくなります。その結果、白髪が増えやすくなるのです。
紫外線は髪のキューティクルに影響し、パサつきや切れ毛、ツヤの低下につながることが報告されています。白髪を防ぐためにも、肌と同じように髪や頭皮の紫外線対策を始めることが大切です。
今日から始めたい、髪と頭皮を守る紫外線対策

髪や頭皮の紫外線対策は、外出前後の行動を少し変えることから始めましょう。
外出時はつばのある帽子や日傘を使い、紫外線が当たりやすい分け目や頭頂部を守るのがポイントです。長時間外で過ごす日は日陰を利用し、髪用のUVケア製品を使う場合は、頭皮にも使えるか表示を確認しましょう。
帰宅後は紫外線を浴びた髪に、摩擦や熱によるダメージを加えないことも大切。お風呂ではぬるま湯で十分に予洗いしてから、指の腹で頭皮をやさしく洗いましょう。
お風呂上がりにはタオルで水分を押さえるように拭き取り、ドライヤーをする際は髪から離して同じ場所に熱を当て続けないように乾かしましょう。
食事と睡眠で、健やかな髪を育むインナーケア

外側から髪を守るケアに加えて、からだ全体のコンディションを整えることも健やかな髪を保つための土台になります。
食事は、主食・主菜・副菜を揃えて栄養バランスのいい食事を心がけましょう。とくに意識したいのが髪の主成分であるケラチンの材料となるたんぱく質や、髪の成長に関わる亜鉛、ビタミンB群などです。
また、睡眠中は心身を休ませ、日中に受けた負担から回復する大切な時間です。起床時間をなるべく一定にし、朝は日光を浴びることを意識しましょう。夜はスマホの使用やカフェインを含む飲み物を控えるなど、寝付きをよくする生活リズムをつくりましょう。
漢方医学では白髪は「腎」と「血」の不足のサイン

漢方医学では、白髪を髪だけの問題ではなく、加齢や疲れ、栄養状態などを含めた、からだ全体の変化のひとつとして捉えます。とくに深く関係すると考えられているのが「腎(じん)」と「血(けつ)」です。
漢方医学における腎は、腎臓そのものではなく、成長や発育、生殖などに関わる機能を指します。腎は年齢とともに少しずつ衰え、「腎虚(じんきょ)」と呼ばれる状態になると、白髪や抜け毛のほか、足腰のだるさ、耳鳴り、冷え、ほてりなどがあらわれやすくなります。
全身に栄養を運ぶ「血」が不足した「血虚(けっきょ)」の状態では、髪まで十分に栄養が届かなくなり、白髪や髪の乾燥、ツヤ不足などが起きやすくなるのが特徴です。
外側と内側のケアにプラス。漢方薬という選択肢も

紫外線から髪を守り、食事や睡眠を見直そうと思っても、忙しい日々を過ごしているとなかなかセルフケアが続けられないという人もいるでしょう。
そんなときは、からだ全体の状態に目を向ける漢方薬によるインナーケアがおすすめです。
漢方医学では白髪だけを切り離して考えるのではなく、体質や日頃感じている不調なども含めて総合的に考えます。
白髪が気になる場合、腎を補う「八味地黄丸(はちみじおうがん)」や「六味丸(ろくみがん)」などを選びましょう。
ただし、漢方薬は医薬品である以上副作用や飲み合わせにも注意が必要です。自己判断で選ばず、医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。
オンライン漢方相談「あんしん漢方」では、スマホから問診に回答し、体質や現在の不調について漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談できます。白髪染めなどの外側のケアだけでは追いつかないと感じている方は、今のからだに合うケアを相談してみてはいかがでしょうか。
<この記事の監修者>

水谷優実(みずたにゆうみ)
薬剤師・美容薬剤師
薬学の知識と美容の専門性をかけ合わせた視点で活動する美容薬剤師。流行に左右されず、科学的根拠を大切にした美容を発信している。肌や体の仕組み、成分の働きを専門知識を活かして正しく見極め、安心して続けられるケアを提案。フェイシャルエステサロンの運営も行い、医療の知識とサロン現場での経験を活かしながら、美しさを内側から育てるサポートをしている。
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