食べすぎてないのにおなかが張る。タイプ別のセルフケアを紹介

消化器症状

提供:あんしん漢方

「朝は平気なのに、夕方になるとウエストがきつい」

「食べすぎてもいないのに食後はおなかがパンパンで、座っているのもつらい」

そんなおなかの張りを、つい食べすぎやガスのせいだけにしていませんか? おなかの張りには、便通の乱れや食事内容、ストレスなど、いくつもの背景が重なることがあります。

おなかの張りを繰り返すなら、毎日の過ごし方と自分の体質の両方から見直してみることが大切。自分の体質に合ったセルフケアを始めてみましょう。

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おなかの張りの原因は食生活だけじゃない?

「食べる量には気をつけているのに、なぜかおなかが張る」「ヨーグルトや食物繊維を意識して摂っていてもすっきりしない」。そんな経験があると、何を見直せばいいのかわからなくなってしまいますよね。

おなかの張りは食生活による影響だけではなく、便秘などの便通の乱れや、過敏性腸症候群(IBS)などが関係していることも。

「忙しい日は夕方になると張りやすい」「便は出ているのに、なんとなくすっきりしない」というときは、食事の量だけでなく、便通やその日の過ごし方などを振り返ってみるのがおすすめです。

まずは「昨日は何を食べた?」「便通はどうだった?」「最近、忙しさが続いていない?」と、自分のおなかの調子を観察することから始めてみましょう。

あなたはどのタイプ?漢方医学から考えるおなかの張り

漢方医学では、おなかの張りだけを見るのではなく、ほかにあらわれているサインも含めてからだ全体の状態を捉えます。ここでは、おなかの張りが気になる人を3タイプに分け、それぞれの特徴とセルフケア、漢方薬の選択肢を紹介します。

冷えるとおなかが張る「冷えタイプ」

漢方医学では「冷え」はさまざまな不調を招く原因だと考えます。とくに、おなかが冷えると張りや痛みが気になるなら、冷えを含めてからだの状態を捉えましょう。

このタイプは、冷房の効いた部屋に長くいるとおなかがつらくなる、冷たい飲み物をとったあとに張りやすい、おなかを触ると冷たく感じる、張りと一緒に腹痛が気になるなどの症状がみられるのが特徴です。夏でも腹部の冷えが気になる人は、このタイプに当てはまる可能性があります。

このタイプの場合、セルフケアではおなかを冷やしすぎないことを意識しましょう。氷入りの飲み物ばかりに偏らず、温かい汁物や飲み物を取り入れるほか、入浴時にはシャワーだけで済ませず湯船につかるのもひとつです。

漢方薬であれば、おなかを温めて胃腸の機能を整える「大建中湯(だいけんちゅうとう)」がおすすめです。

便通もすっきりしない「便通ゆらぎタイプ」

おなかの張りに加えて便通も気になるなら、「脾(ひ)」の異常が関係している可能性があります。漢方医学における「脾」は、食べたものを消化・吸収し、生命エネルギーである「気(き)」を生み出すことに関わります。

脾の働きの乱れを示すサインとして、胃もたれや腹部膨満感、腹痛、下痢などが起き、便秘気味でおなかがパンパンになる、便が出ても残っている感じがする、便秘の日とゆるい日があるなどがみられるのが特徴です。

朝は気にならなかったのに、食事を重ねるにつれておなかが苦しくなることもあります。

このタイプの場合、食事や排便のリズムを整えることから始めましょう。朝食を抜かず、便意を感じたらできるだけ我慢しないこと。また、長時間座りっぱなしになりやすい人は昼休みに歩くなど、無理のない範囲でからだを動かす時間をつくりましょう。

漢方薬でアプローチするなら腸の動きを整える「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」がおすすめです。 

忙しい日に張りやすい「ストレスタイプ」

漢方医学では、ストレスで気の巡りが悪くなっていることもおなかの張りを招くと考えます。気の流れが滞った状態を「気鬱(きうつ)」といい、腹部膨満感のほか、気分の落ち込みや喉のつかえ感などが現れることがあります。

このタイプは、大事な会議の前になるとおなかが張る、ため息が増える、喉につかえるような違和感があるなどがみられるのが特徴です。「休日は比較的ラクなのに、平日は張りやすい」という人も当てはまりやすいでしょう。

このタイプの場合は、緊張し続ける時間をいったん区切ることを意識しましょう。仕事の合間に席を立ってゆっくり呼吸する、帰宅したら湯船につかる、就寝前はスマートフォンから離れてリラックスするなど、短時間でも気持ちを切り替える習慣をつくりましょう。

漢方薬では、気の巡りを整える「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が選択肢になることがあります。

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おなかの張りが起こる原因は人それぞれ

おなかの張りは食生活による影響だけではなく、冷えやストレスなども関係します。紹介した3タイプはあくまで自分の状態を振り返るための目安です。実際には「冷えと便秘が両方ある」など、複数の特徴が重なることもあります。

自分に合うセルフケアを知りたいなら、専門家に相談するのがおすすめ。

あんしん漢方では、「証」と呼ばれる体質や症状を考慮して漢方薬に詳しい医師や薬剤師があなたに合った漢方薬を提案します。スマホひとつでいつでも・どこでも相談できるのも特徴です。

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山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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