何もしていないのに心臓がドクドク…女性の動悸とセルフケア【医師監修】

循環器症状

提供:あんしん漢方

「夜、布団に入ると心臓の音が気になる」

「仕事中、突然胸がドキドキして落ち着かない」

そんな変化が続くと「年齢のせい?」「心臓の病気かな?」と不安になりますよね。動悸は自律神経の乱れや生活習慣などが関係して起こることもある一方、病気が関係していることもあるため、自己判断で片づけないことが大切です。

動悸が気になるなら受診の目安を知り、日々の過ごし方を見直しながら、自分のからだに合ったケアを考えていきましょう。

動悸は「年齢のせい」と決めつけない

自分の心拍に敏感になる動悸は、貧血や甲状腺機能の変化、低血糖などでも起こることがあります。また、カフェインなどの嗜好品が影響する場合もあります。

女性の場合、閉経前後の女性ホルモンの変化も動悸を引き起こす要因のひとつ。女性ホルモンの分泌量が変動すると自律神経が乱れやすくなり、ほてりや発汗、不眠、イライラなどと一緒に動悸を感じることがあります。

とはいえ、「この年代だから仕方ない」と決めつけるのは禁物。不整脈や心臓などの病気が隠れている可能性もあるため、繰り返す動悸は一度医療機関で相談しておくことが大切です。

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見逃さないで!受診を考えたい動悸のサイン

単なる動悸だから……と思っていても、じつは病気のサインの可能性があります。動悸以外に以下のような症状がある場合は早めの受診が必要です。

  • 胸の痛み
  • 強い息苦しさ
  • めまい
  • 意識が遠のく
  • 失神

とくに、突然強い動悸が始まった、症状が続く、今までとは明らかに違うと感じる場合はセルフケアだけで様子を見ないようにしましょう。

今日から始めたい動悸が気になるときのセルフケア

受診によって緊急性の高い病気が否定されている場合は、毎日の過ごし方を振り返ることも大切です。忙しい日ほど「これくらい大丈夫」と無理を重ねがち。気になるポイントを一度にすべて変えるのではなく、無理なくできるセルフケアを取り入れていきましょう。

カフェインの摂り方を見直す

朝のコーヒーや仕事中のカフェラテ、疲れたときのエナジードリンクなど、気づけばカフェインを何度も摂っていることも。カフェインは中枢神経を刺激して動悸につながることがあるため、症状が気になるときは摂る量や時間帯を振り返ってみましょう

カフェインレスやデカフェの飲み物に替えたり、カフェインを含まない麦茶やハーブティーなどに置き換えたりするのもおすすめです。

睡眠習慣を振り返る

「忙しくて寝る時間が毎日バラバラ」「布団に入ってからもスマホを見てしまう」という日が続いているなら、睡眠習慣も見直してみましょう。

平日と休日で起床・就寝時刻をできる範囲でそろえ、夜はゆったり過ごす時間を確保することが大切。眠る直前まで仕事や家事を続けず、照明を落とすなど、からだを休息モードへ切り替える習慣を意識してみてください。

食事は「鉄」とバランスを意識する

女性の場合、月経によって貧血が起きやすい傾向があり、貧血によってだるさやめまい、息切れとともに動悸があらわれることがあります。 食事を抜いたり、パンやご飯、麺類だけで済ませたりする日が続いているなら、主食・主菜・副菜を揃えて鉄分が不足しないよう意識しましょう。

鉄分には、赤身の肉や魚などに含まれるヘム鉄と、小松菜やほうれん草などに含まれる非ヘム鉄があります。非ヘム鉄はヘム鉄より比較的吸収されにくい性質がありますが、動物性たんぱく質やビタミンCと組み合わせると吸収されやすくなります。 

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からだ全体を見直したいなら漢方薬という選択肢も

動悸だけでなく、ほてりや眠りの浅さ、イライラなども気になるときは、漢方薬も選択肢のひとつ。

漢方医学では、心身全体の状態を「証」として捉え、体質や症状を踏まえて漢方薬を選びます。 たとえば「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」は、めまいやふらつき、動悸などがみられる場合に用いられる漢方薬です。

 また、動悸を含め、更年期の諸症状が気になる場合は状態に応じて「加味逍遙散(かみしょうようさん)」などが用いられることもあります。

ただし、漢方薬も医薬品です。「自然由来だから誰にでも安心」とは限らず、副作用が起こる可能性もあります。 自己判断で選び続けるのではなく、医師や薬剤師に今の症状や服用中の薬を伝え、自分に合うものを相談しましょう。

あんしん漢方では、自宅にいながら今気になっている症状や体質について相談し、自分の状態に合わせた漢方薬を専門家と一緒に検討できます。忙しくて医療機関へ足を運ぶ時間をつくりにくい場合でも取り入れやすいでしょう。

突然の動悸は、それだけで不安になってしまうもの。けれど「年齢だから」「ストレスだから」と決めつけて我慢するのは禁物。専門家と相談しながら、自分に合ったケアを見つけていきましょう。

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木村眞樹子

東京女子医科大学医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事している。 妊娠、出産を経て、また産業医としても働くなかで予防医学への関心が高まった。医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる様々な人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

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