夜泣きにお薬ってあったんだ!小児の神経質から大人の不調まで。400年の歴史ある「ひやきおーがん」ってどんなお薬?
夜中に何度も起きてしまう赤ちゃんの夜泣き。抱っこしても授乳しても泣き止まない我が子を前に、「どうしてこんなに泣くの?」と途方に暮れた経験はありませんか?
特に0〜2歳のお子さんを育てているお母さんにとって、夜泣きは大きな悩みの種です。睡眠不足が続くと心身ともに疲弊し、育児への不安も募ってしまいます。
今回は、1622年の創業以来400年以上にわたり「夜泣きのお薬 樋屋奇応丸(ひやきおーがん)」を製造し続けてきた樋屋製薬株式会社の営業企画部課長・松山直樹さんに、子育て世代の悩みに寄り添う「特撰金粒 樋屋奇応丸」について伺いました。
目次
江戸時代から子どもの健康を守り続けてきた伝統薬

__まず、樋屋奇応丸(ひやきおーがん)の歴史についてお聞かせください。
「弊社は1622年、大阪・天満橋の北詰で初代坂上忠兵衛が創業しました。樋屋奇応丸のルーツはさらに古く、奈良時代に鑑真和上が中国から日本へ持ち込んだとされる処方にまで遡ります」(樋屋製薬 松山さん/以下同)
__鑑真和上といえば、6度の渡航に挑戦してようやく日本に辿り着いたことで知られていますね。
「その後、奈良・東大寺に所蔵されていた太鼓の中から薬の処方が記された文書が発見され、様々な病に奇効として応じたことから『奇応丸』と名付けられました。
当時は貴重な生薬を使った高価な薬でしたが、初代が『一般の方々にもこの優れた薬を使っていただきたい』という想いから粒を小さくして販売したのです。小さくしたことで乳幼児にも服用しやすくなり、その特性は現在まで引き継がれています」


著書内で奇応丸の由来について書かれている。

関西では圧倒的な知名度を誇る「夜泣きのお薬」
__「ひや、ひや、ひやの、ひやきおーがん」というCMソングは、特に関西地方では広く親しまれていますね。
「ありがとうございます。江戸時代から小児の諸症状に用いられてきた伝統的なお薬で、もともと関西圏を中心に知られていましたが、1960年にテレビCMソングが誕生したことも相まって、『夜泣き・かんむしに効くお薬』として、より広く認知いただくようになりました」

赤ちゃんからお母さんまで。「特撰金粒 樋屋奇応丸」の特徴

__今回ご紹介いただく「特撰金粒 樋屋奇応丸」は、どのような特徴があるのでしょうか?
「特撰金粒 樋屋奇応丸は、第2類医薬品で、直径約1.5mmの金箔でコーティングした小さな丸剤です。5種類の厳選された生薬を配合しており、子どもだけでなく大人まで服用できる事が特徴です。また、ラインナップの中で唯一、牛黄(ゴオウ)を配合しています」
__効能・効果について教えてください。
「小児の神経質、夜なき、かんむし、ひきつけ、かぜひき、かぜの熱、ねびえ『寝冷』、下痢、消化不良、乳はき『吐乳』、食欲不振、胃腸虚弱といった症状に対応しています」

__赤ちゃんだけでなく、大人も服用できるのですね。
「特撰金粒 樋屋奇応丸は赤ちゃんから大人まで服用できるお薬です。育児で多忙なお母さん、お父さんも、『胃腸虚弱』『食欲不振』といった症状を感じているときにお役立ていただけます。育児中はお子さまと一緒にお母さんやお父さんご自身の健康にも目を向けていただきたいと考えています」

ラインナップから選べる3つのタイプ
__樋屋奇応丸には複数の種類があると伺いました。
「特撰金粒、銀粒、糖衣の3種類をご用意しています。銀粒は直径約1.3mmと最も小さく、月齢の低いお子さまや薬を飲み込みにくいお子さまにおすすめです。
特撰金粒は直径約1.5mmで、一粒辺りの生薬の含有率が高いです。糖衣は糖でコーティングされていますので生薬のにおいや味が気になる場合に飲みやすくなっています」

※(左)樋屋奇応丸 銀粒(販売名:小児薬樋屋奇応丸:第2類医薬品)
※(右)樋屋奇応丸 糖衣(販売名:小児良薬樋屋竒應丸:第2類医薬品)
子育て世代を支える取り組み
__樋屋製薬では、お薬以外にも子育て支援に取り組まれているそうですね。
「弊社では『育児に笑顔を。』をスローガンに掲げています。夜泣きで悩む親御さんに少しでも寄り添いたいという想いから、4月7日を『夜泣き改善の日』として制定し、日本記念日協会に登録されました。『夜泣き』を数字の4と7に見立てた語呂合わせです。
この日を通じて、夜泣きをはじめとした乳幼児の育児の悩みに向き合うきっかけになればと考えています。また、この日以外にも育児に関する様々な社会貢献活動を行い、子どもを育てにくい環境や産後うつといった社会課題に対しても、微力ながら貢献していきたいという想いで活動を続けています」
__最後に、子育てに奮闘されている親御さんたちへ、メッセージをお願いいたします。
「夜泣きで眠れない日々を過ごしている親御さんたちは、本当に深い悩みを抱えていらっしゃいます。弊社に届くお声の中には『この商品のおかげで助かりました』という感謝のお言葉もあり、私たちの励みになっています。夜泣き対策の一つとして樋屋奇応丸をお手元に置いていただければ幸いです」
400年の実績。赤ちゃんとお母さんの味方「特撰金粒 樋屋奇応丸」
本日は、樋屋製薬株式会社の松山直樹さんに取材にご協力いただき、樋屋奇応丸の歴史と、製品に込められた想いについてお話を伺いました。
取材を通じて印象的だったのは、江戸時代から「一般の方々にも優れた薬を届けたい」という想いで粒を小さくしたという創業者のエピソードです。その精神は400年以上経った現在も脈々と受け継がれ、夜泣きに悩む子育て世代に寄り添う姿勢として表れているように感じました。
伝統的な生薬を用いたお薬が、赤ちゃんだけでなくお疲れのお母さんやお父さんにも役立つという点も、現代の育児事情に寄り添った心強い存在です。夜泣きで困ったときの選択肢の一つとして、ぜひ知っておいていただきたいお薬です。

※右手の茶色い建物が樋屋製薬本社
<取材協力先>
樋屋製薬株式会社
担当者:営業企画部課長 松山直樹様
本社所在地:大阪市北区天満1-4-11
企業公式サイト:https://hiyakiogan.co.jp/
<取材・編集>
健タメ!編集部


