• HOME
  • 記事
  • 全身症状
  • 「年齢のせい」と思っていた疲れ、実は貧血かも?医師が教えるからだの整え方

「年齢のせい」と思っていた疲れ、実は貧血かも?医師が教えるからだの整え方

全身症状

※提供:あんしん漢方

「以前なら平気だった予定をこなすだけで夕方にはぐったり」

「休日に買い物へ出かけても、途中でカフェに入りたくなるほど疲れてしまう」

そんなことが続いて「更年期だから仕方ない」と諦めていませんか? じつは、こうした不調の背景には貧血が隠れていることがあります。

忙しい毎日を元気に過ごすためにも、年齢のせいと決めつけず、からだから届いているサインに目を向けてみましょう。

▶貧血について専門家に相談

「年齢のせい」で済ませたくない、貧血のサイン

貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが少なくなり、全身へ酸素を運ぶ力が低下した状態です。

なかでも多いのが、ヘモグロビンの材料となる鉄が不足する「鉄欠乏性貧血」。進行すると、疲れやすさやめまい、動悸、息切れなどがあらわれることがあります。

鉄欠乏の背景には、食事から摂る鉄の不足だけでなく、月経による出血や消化管からの出血などがあります。月経のある女性で「最近、経血量が増えた」「出血が長引く」といった変化がある場合は、鉄を失う量が増えている可能性にも注意が必要です。

以前は平気だった駅の階段で息が上がる、夕方になるとぐったりする、立ち上がるたびにフラッとする——。

そんな変化を感じているなら、「年齢のせい」と決めつけないことが大切。不調が続く場合は血液検査を受け、原因を確認しましょう。

漢方医学では貧血をどう考える?

漢方医学では「血虚(けっきょ)」が貧血に関係していると考えます。「血(けつ)」は全身に栄養を届けるものと考えます。その血が不足した状態が「血虚」です。

血虚になると、顔色が青白い、皮膚や髪が乾燥する、爪が割れやすい、めまいやふらつきを感じるといった不調がみられると考えられています。

漢方医学では「仕事が終わるころにはぐったりして、帰宅後はソファから動けない」「冷えや肌の乾燥も気になる」といった複数の不調をひとつずつ切り離すのではなく、体質や生活習慣を含めてからだ全体のバランスから考えていきます。

▶自分に合ったセルフケアを知りたい!あんしん漢方で無料相談

今日から始める貧血対策

貧血による不調が続いているなら、まず食事のバランスを見直してみましょう。

鉄を多く含む赤身肉やレバー、貝類のほか、赤血球やヘモグロビンの材料となるたんぱく質を多く含む大豆製品や卵などを積極的に摂ることが大切。さらに、鉄の吸収を助けるビタミンCを含む野菜や果物を組み合わせるのがおすすめです。

朝食をコーヒーだけで済ませているなら卵や納豆を加える、ランチではパンだけではなく肉や魚の主菜が付いたメニューを選ぶなど、無理なく続けられる方法から始めてみましょう。

また、息切れやふらつきがある日に、いつも通り頑張ろうとする必要はありません。駅では無理に階段を使わずエスカレーターを選ぶ、帰宅後は家事を詰め込みすぎず休息時間を確保するなど、からだへの負担を減らしましょう。

からだ全体を整えたいなら漢方薬という選択肢も

貧血によって日々感じる不調に対しては、漢方薬を活用する方法もあります。

漢方薬は、「貧血だからこの薬」というように病名や症状だけで選ぶのではなく、体質や冷え、むくみ、月経の状態などを総合的にみて選ぶのが特徴です。

たとえば、貧血による疲れやめまいに加えて、冷えやむくみなどが気になる人には血を補い血行をよくしながら水分代謝を高める「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」が用いられる場合があります。

一方で、倦怠感や食欲不振、体力低下や冷えが見られる場合は「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」が用いられることがあります。

似た不調を感じていても、からだの状態によって適する漢方薬は異なるため「友人に合っていたから」「ネットで症状が似ていたから」と自己判断するのではなく、医師や薬剤師など漢方に詳しい専門家に相談することが大切。

今感じている不調だけでなく、月経の状態や睡眠、食欲、冷えの有無なども伝えながら、自分の体質に合う方法を探してみましょう。

あんしん漢方では、スマートフォンから体質や症状について相談でき、医師や薬剤師などの専門家が一人ひとりの状態に合わせて漢方薬選びをサポートします。忙しくて漢方に詳しい医療機関や薬局を探す時間がとりにくい人でも、自宅から相談できるのが特徴です。

「最近の不調に、今の自分はどう向き合えばいい?」と迷っているなら、専門家に相談して、自分の体質を知ることから始めてみましょう。

▶自分の体質を知りたい!あんしん漢方に無料相談

木村眞樹子

東京女子医科大学医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事している。 妊娠、出産を経て、また産業医としても働くなかで予防医学への関心が高まった。医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる様々な人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

プロフィール

関連記事