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自分にぴったりの「薬・サプリ」が5分で見つかる!?実店舗とWebの知見を応用したWebサービスがすごい

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頭痛や鼻炎、子どものちょっとした風邪__そんな日々のちょっとした不調に、市販薬を使用する機会は多いですよね。

しかし、ドラッグストアの棚の前で「どれが自分に合っているんだろう?」と迷った経験、ありませんか?同じように見える商品でも、裏をよく見ると微妙に成分が違っていることもあります。

専門知識のない一般の方は、市販薬やサプリメントを選ぶときの基準に迷いがちです。

そこでこの記事では、市販薬やサプリメント選びをサポートするWebサービスを展開する、ウィルベース株式会社の広報担当で登録販売者の檀上さんを取材。

正しい薬選びをテーマに、セルフメディケーションの基本から実践のコツまで丁寧に深掘りしていきます。

市販薬やサプリメントを選ぶときのポイントとは?

__市販薬(OTC)やサプリメントを選ぶとき、まず押さえたいポイントを教えていただけますか?

「はい。最初に確認したいのは『つらい症状の整理』です。

症状の種類・強さ・続いている期間、そして持病や妊娠・授乳の有無、服用中の薬。

ドラッグストアの店頭には薬剤師が駐在することも増えてきましたが、質問するときにはこの“自分の今”を言葉にしていただくことがとても大事です。

次に用法・用量や注意事項。運転に注意が必要な薬や、特定の既往歴では避けるべき薬もあります。自分で判断できないときや、不安を感じたときは、薬剤師・登録販売者に相談してほしいです」(檀上さん/以下同)

__買い物のついでなど、慌ただしいなかで薬を選ぶと「なんとなくこれでいいか」という曖昧な基準になりがちですよね。比較の基準があると助かるのですが……

「比較するときは、まず、効能・成分・剤形(錠剤・液剤など)を基本に比べてみるのがおすすめです。価格が安いものを選びがちな傾向もありますが、これらの条件をまず並べて見ることで、自分に合う条件が見えてきやすいです。

あとは、使用できる年齢です。家族一緒に使えるか、子どもにも使用できるかなども選択の基準のひとつになります」

市販薬やサプリメント選びをサポートする「CureBell」とは?

__ここからは、御社が展開されているCureBell(キュアベル)というサービスについて伺います。CureBellは、どのようなサービスなのでしょうか?

「CureBell(キュアベル)は、専門家が監修・整備したデータに基づき、市販薬やサプリメント選びをサポートするWebサイトです。

メインのサービスはWebサイトですが、LINEでも利用が可能で、いつでもどこでも簡単に検索できるのが特長です。

たとえば、ドラッグストアでの薬選びに迷ったときや、薬について不安があるとき、薬剤師がいなかったり、他のお客様の対応をしていたり、相談が難しいことがありますよね。

そんなとき、体の部位や症状、成分などのこだわり条件から、ご自身に合った商品を探すことができます」

__とても便利ですね。ドラッグストアでは、薬剤師さんが不在の時間帯もあるので、サポートの窓口になってくれる存在は心強いです。CureBellの開発背景についても教えていただけますか?

「はい。私たちは、ドラッグストア等2,000店以上に提供している独自の接客・選定システムを長年運用してきました。

そのノウハウを生活者向けにアレンジし、インストール不要・会員登録不要のWebサイトとしてCureBellをリリースしたのが出発点です。

店頭での迷いを減らし、より安全に選べる環境を広げたい。そんな思いが原点です」

__実店舗とWebの両方の知見が活かされているのですね。サービスの中身や特徴について、もう少し詳しく教えてください。

「商品の効能などの基本情報に加え、禁忌や注意事項も含めて検索できるのが特徴です。

妊娠・授乳中、小児用、既往歴がある場合など、ご自身の条件に合わせて絞り込み検索をすることができます。

さらに効能・価格・特徴などで、複数の商品を横並び比較することも可能です。短時間で候補を絞れるので、お買い物の合間や、緊急で薬が必要になったときもスムーズに薬を選べるようになると思います」

サプリメントから家族の薬選びまで

__薬選びの不安が解消されそうですが、サプリメントに関してはいかがですか?

「CureBellは、サプリメントの検索にも対応しています。サプリメントは目的別・成分別・ブランド別などで探せるようになっています。

サプリメントこそ、種類もたくさんあって選び方が難しいと感じられるケースが多いです。その点、CureBellでは目的や成分毎に情報を整理しているので、ユーザー様の『今の生活に合うか』を俯瞰しやすいよう設計しています。

ただし、サプリメントに関しては、あくまでも健康や食生活の補助であることを念頭に置いていただければと思います。健康の基本は食事・睡眠・運動が土台となりますので、効果を保証することはできません」

__実際に利用された方の声には、どんなものがありますか?

「『症状や条件で薬を絞り込めるので、店に行く前に目星をつけることができる』『子ども用や妊娠・授乳中でも使える候補がすぐ出るので便利』『比較が簡単で時短になった』などの嬉しい評判をいただいています」

__満足度の高さが伺えますね。実生活での上手な活用方法があれば、教えていただけますか?

「はい。ご利用いただいたユーザーさんからは、ネットでの購入時・ドラッグストアへ行く前・店頭で選ぶときなど、トータルで役立ったという回答をいただいています。

『買いに行く前』のご利用はとくにおすすめです。症状と条件を入れて候補をメモしておくと、店頭で迷いにくく、時間の短縮にもなります。

夜間や通勤中の短い時間でも、スマホひとつあれば自分に合った薬を見つけられます」

__子どもの薬選びにも使用できますか?

「もちろんです。例えば、お子様が季節性の鼻炎にお悩みの場合、成分・剤形・眠気の出やすさなど、生活リズムに合う条件で比較できます。

年齢での使用可否を最初に絞る、といった使い方も可能なので、家族みんなで使える薬を選びたいときにも便利です。ご家庭の常備薬の見直しの際にもご活用いただけると思います」

__なるほど、活用シーンは実に幅広いですね。店舗で相談しづらいときの“セカンドオピニオン的”にも役立ちますか?

「そうですね。対面相談が難しいタイミングでも、情報を整理して比較・除外できると安心感が増します。

もちろん、基本は薬剤師・登録販売者に相談することが大前提なのですが、その前段階としてユーザー様の薬やサプリメント選びをサポートできればと思います」

__最後に、読者へのメッセージをいただけますか?

「はい。昨今は、セルフメディケーションという概念が広まりつつあります。セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な不調は自分で手当てするという考え方で、自分の体や、そのサインを尊重する大事な考え方です。

CureBellは、“くらべて・えらんで・自分で決める”体験を支えるためのツールとして設計しました。

誰でも、簡単に、自分に合った薬やサプリメントを選べる。より自分の体の声に耳を傾けやすくなる__そんなライフスタイルを提供できたら嬉しいです。今後も対象商品や機能の拡充を続け、より使いやすい環境づくりに取り組んでいきます。

ただし、体調に不安がある場合や症状が長引く場合は、必ず医療機関や薬剤師などの専門家に、直接相談していただくことも忘れないでくださいね」

日常に寄り添う薬選びのパートナー

セルフメディケーションの広がりとともに、市販薬やサプリメントを自分で選ぶ機会は増えています。とはいえ、成分や効能の違いに迷うことも少なくありません。

CureBellは、症状や条件に合わせた検索や比較をサポートし、日常の薬選びをより安心でスムーズにしてくれる心強いツールです。自分や家族の健康を守る第一歩として、賢く取り入れてみてはいかがでしょうか。

<取材協力先>
ウィルベース株式会社
広報担当・登録販売者:檀上 様
所在地:東京都中央区日本橋久松町9-8 Biz Feel 東日本橋9F
企業公式サイト:https://www.willbase.co.jp/
CureBell:https://curebell.jp/app

<取材・編集>
健タメ!編集部

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