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体の熱を蓄え、保温する【サーモス】魔法びんの保温効果から着想を得て生まれた温活グッズが話題

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「温活」という言葉を耳にする機会が増えましたが、多くの方は冬の防寒対策を思い浮かべるのではないでしょうか。

ところが実際には、夏の冷房環境や、春秋の気温差など、一年を通して“冷え”を感じるシーンがあります。

冷えは体調の不調につながるというよりも、「なんとなく集中できない」「気持ちが落ち着かない」といった日常の小さな違和感として現れることも。そんなとき、私たちはどうセルフケアすればよいのでしょうか。

今回は、魔法びんのパイオニアとして知られるサーモスのサブブランド「&ONDO(アンドオンド)」について、商品戦略室 室長の樋田さんにお話を伺いました。

温度によるセルフケア「&ONDO」に込めた想い

__ まずは新商品開発の経緯と、「&ONDO」というブランドの由来を教えていただけますか?

「“自分をいたわること”を、魔法びんブランドであるサーモスらしいアイテムで提供できないか。

私たちは、この問いかけから検討を重ねました。これまで培ってきた保温の知見やその温度による心地よさを、“飲み物”にとどまらず“暮らし全体”に広げたいと考えたのです。

その中で誕生したのが、『温度によるセルフケア』というコンセプトです。

今回の新製品『&ONDO(アンドオンド)』は、まさにこのコンセプトを体現しています。

お客様が『サーモス=保温、温かい』とイメージしてくださるご期待に応えるべく、生活の中で温かさや心地よさをしっかり体感いただける仕様にこだわった全12アイテムを開発しました。

ブランド名「&ONDO」には、“日常のさまざまなシーンに温度を添えて心地よさを広げる”という私たちの想いを込めています」(樋田さん/以下同)

サーモグラフィでしっかり見える「温かさ」

__どれくらいの保温効果が期待できるのでしょうか?

「保温性能については、数字や画像を見ていただくとわかりやすいと思います。たとえば『起毛であったかルームソックス』を着用した場合、着用前と20分後で表面温度に違いが見られました」

▼第三者機関による比較データ(測定環境28℃、湿度50%)※起毛であったかルームソックス ショート丈の場合

もちろん温度の感じ方には個人差がありますが、サーモグラフィで視覚化すると『20分でここまで変わるのか』と驚かれる方が多いです。

同じように『手首あったかビーズウォーマー』でも、サーモグラフィ上で手のひらや手首まわりが赤く色づき、変化が確認されました。

「チタンコートあったかビーズ」の秘密

__ここまでの保温効果は、どんな構造によって実現したのでしょうか? なぜそんな変化が生まれるのか気になります。

「ポイントは“チタンコートあったかビーズ”です。この素材は、心地よい温かさを生み出します。

まず、ビーズ内部の空洞が熱をしっかりと蓄え、さらにビーズ同士のすき間にできる空気層が温かさを逃がさず保ちます。

加えて、チタンコートあったかビーズが体温をすばやく伝える役割を果たします。

この三つの要素が組み合わさることで、まるで魔法びんのように快適な温かさを感じさせてくれるのです。

図解にすると非常にわかりやすく、実際に社内プレゼンでは『魔法びんの仕組みをそのまま小さなビーズに閉じ込めたようだ』と好評を博しました」

約2年間、効果と履き心地のを追求しつづけた

__ 開発にはかなり時間をかけられたそうですね。

「 はい。特に『起毛であったかルームソックス』は2年近く試作を繰り返しました。毛足の長さや密度を少し変えるだけで、履き心地が変わります。

数字で示せる性能以上に、“履いた瞬間の心地よさ”を追求するのが大変でした」

__確かに、防寒アイテムは手触りや履き心地も重要ですよね。

「 そうなんです。体温の変化をグラフやサーモグラフィで示すのも大事ですが、最終的には『気持ちが和らぐ』『安心できる』と感じてもらえることが目標でした」

__実際に使用された 方からは、どんな声が届いていますか?

「 はい。『寝るときにソックスを履くと足先が心地いい』『温かく心地よくて、ぐっすり眠れた気がする』など、冷えが気になる就寝時にご活用いただいている方が多い印象です。

また、『在宅ワークで手首ウォーマーを使うと指先の冷たさが気にならず作業に集中できる』などのお声もいただいています。

温度が直接的に体調を変えるわけではありませんが、『冷えを気になりにくくなる』ことで、日常のストレスが和らぐと感じていただけているようです」

“温活”をもっと習慣化するコツ

__ 「温活」を習慣化するためのポイントはなんだと考えですか?

「 特別なことをする必要はなく、日常に自然に組み込めることが大事だと考えています。&ONDOは『ソックスを履く』『手首に巻く』などといったシンプルなアクションで成り立っています。だからこそ“続けやすい温活”になるのではないでしょうか」

__確かに、手間や時間のかかる難しいことは続きませんよね。

「そうですね。それに、毎日忙しく過ごしていると、自分の体を後回しにしがちです。そんなときこそ、身に着けるものを変えるだけで、温活できるような工夫を取り入れてみてほしいです。

安心感や心地よさを感じることは、立派なセルフケアです。&ONDOが、その習慣の一部になれたら嬉しいです」

魔法びんメーカーだから実現できる、温かさ

今回は、サーモス株式会社の樋田さんにお話を伺い、ありがとうございました。取材を通して強く感じたのは、感覚で伝わる心地よさを両立させている点です。

サーモグラフィや構造図で裏づけを見せつつ、「心まで温めたい」という想いを大切にしている姿勢に共感しました。

「温活」は一過性の流行ではなく、自分をいたわる大事な習慣。サーモスの「&ONDO」は、その習慣を支えるパートナーとして心強い存在になりそうです。

<取材協力先>
サーモス株式会社
マーケティング部 商品戦略室 室長:樋田 望(といだ・のぞむ)様
本社所在地:東京都港区芝4-1-23三田NNビル
企業公式サイト:https://www.thermos.jp/
&ONDO 公式通販サイト:https://www.shopthermos.jp/shop/brand/andondo_aw

<取材・編集>
健タメ!編集部

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