クリーム塗っても治らない人へ。肌の乾燥・かゆみ対策は【漢方】で内側からケア
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冬になると、肌が粉を吹くようにカサつき、服が擦れるだけで「チクチク」「ムズムズ」……。そんな乾燥やかゆみに悩まされていませんか?
お風呂上がりや布団に入ってからだが温まった瞬間、我慢できないかゆみに襲われ、無意識に掻いてしまう__そんな経験を持つ方も多いはずです。
若い頃は、お風呂上がりに少しボディクリームを塗れば落ち着いたかもしれません。しかし、年齢を重ねるごとに肌のバリア機能は低下し、外側からの保湿だけでは「追い付かない」と感じることが増えていきます。
今あるかゆみを抑えるだけでなく、身体の内側から健やかな肌を取り戻したいと願っているなら、漢方薬の可能性に注目してみてください。
この記事では、漢方医学の専門書に記録された、老人性皮膚掻痒症(ろうじんせいひふそうようしょう)に対する漢方薬「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」のエビデンスをご紹介します。
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目次
なぜ「年を重ねるほど」かゆみはしつこくなるのか?

西洋医学では、乾燥やかゆみの原因を「皮脂欠乏によるバリア機能の低下」と「ヒスタミンの放出」と捉えます。もちろんこれは正しいのですが、漢方医学では、さらにその「背景にある体質」を深掘りします。
漢方の考え方では、なかなか治らないかゆみの原因として、2つの状態が関係していると考えます。
からだの中に熱がたまると炎症が起きる
「血熱」とは、血液に熱がこもってしまった状態のことです。年を取ったり、ストレスがたまったり、食事のバランスが悪かったりすると、からだの余分な熱がうまく外に出ていかなくなります。
すると血液に熱がたまって、皮膚が赤くなったりかゆくなったりします。この「熱」が皮膚の水分を蒸発させてしまうので、皮膚が乾燥して、さらにかゆみがひどくなるという悪い流れができてしまうのです。
「風」がからだの中を動き回って、かゆみを広げる
漢方では、かゆみは「風」のような性質を持っていると考えます。風のようにあちこち移動して、突然現れたり、急に強くかゆくなったりします。
とくに乾燥した肌は「風」が入り込みやすく、かゆみが止まらなくなってしまいます。
冬の冷たくて乾燥した空気は、この「風」と「乾燥」をさらに強めてしまうことも。
だから、保湿クリームなどで外側から肌を守るだけでなく、からだの内側から熱を冷まして、血液の流れを整えることも大切なのです。
専門データ公開!「黄連解毒湯」が示した抗ヒスタミン剤と同等の実力

「漢方は効き目が穏やかで、対症療法には向かないのではないか?」
そう思っている方にこそ見ていただきたいデータがあります。
漢方医学の権威である丁宗鐵先生らがまとめた専門書『漢方方剤の薬効・薬理』には、一般的にかゆみ止めとして処方される「抗ヒスタミン剤」と漢方薬を直接比較した、驚くべき臨床研究の結果が記録されています。
この研究では、高齢者のつらいかゆみである「老人性皮膚掻痒症」を対象に、現代の標準的な治療薬との実力差が検証されました。
■ データ(出典:『漢方方剤の薬効・薬理』p.47 [23])
- 研究名:老人性皮膚掻痒症に対する抗ヒスタミン剤(クレマスチン)と黄連解毒湯の比較試験
- 対象:老人性皮膚掻痒症の患者
- 期間:6週間の継続投与による比較
- 結果:全般改善度、安全性、有用性において、抗ヒスタミン剤投与群と黄連解毒湯投与群の間に有意な差は認められませんでした。
- 結論:黄連解毒湯は、西洋薬の抗ヒスタミン剤と同等の効果があることが確認されました。
※この結果は大河原らによる多施設封筒法による臨床研究([23] 参考文献参照)に基づいたものです。
この「西洋薬と同等」という結果は、漢方薬が単なる「気休め」ではなく、深刻なかゆみに対して確かな選択肢になり得ることを示しています。
効く理由は「火を消し、炎症を鎮める」4つの生薬の複合作用

なぜ、黄連解毒湯がこれほどまでに強いかゆみに効くのでしょうか?その秘密は、この薬のにある「からだの過剰な熱を強力に消し去る」という特徴にあります。
黄連解毒湯は、たった4つの生薬から構成されていますが、その組み合わせは戦略的です。
- 黄連(おうれん):主に身体の上部の熱(顔や頭の赤み、イライラ)を鎮めます。
- 黄芩(おうごん):中部の熱を鎮め、炎症を抑える作用があります。
- 黄柏(おうばく):下半身の熱を鎮めます。
- 山梔子(さんしし): 全身の熱を血流とともに排出し、鎮静させる助けをします。
からだの「血熱」が引くことで、皮膚の炎症が鎮まり、結果としてかゆみの連鎖を根本から断ち切ることに繋がります。
漢方薬の効果を左右する「オーダーメイドの見立て」の重要性

パワフルな「黄連解毒湯」ですが、一つだけ注意点があります。漢方治療の成功を握る最大の鍵は、自分の体質(証)に合っているかを見極めることです。
漢方には「同じ症状でも、原因が違えば薬も違う」という考え方があります。
黄連解毒湯が向く人は、比較的体力があり、のぼせ気味で、皮膚に赤みを帯びた強いかゆみがあるタイプ。
肌が白っぽく、冷え性があり、カサカサとした粉吹き乾燥がメインのタイプには「当帰飲子(とうきいんし)」などが選ばれることが多いです。
もし、自分の体質に合わない薬を選んでしまうと、期待した効果が得られないだけでなく、身体を冷やしすぎてしまうなどのデメリットが生じることもあります。
「自分の乾燥タイプがどれか分からない」
「漢方は種類が多すぎて、自分で選ぶのは怖い」
このように感じて一歩踏み出せずにいる方は、実はけっこう多いもの。漢方薬は、専門的な知識を持った医師や薬剤師による「見立て」があって初めて、その素晴らしい力を発揮するのです。
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冬のかゆみは「年齢のせいだから」「季節のものだから」と我慢し続ける必要はありません。専門書に記されたデータが示す通り、漢方薬は西洋薬に匹敵する実力を持ち、あなたの体質を内側から整えるための味方になります。
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<この記事の監修者>

水谷優実(みずたにゆうみ)
薬剤師・美容薬剤師
薬学の知識と美容の専門性をかけ合わせた視点で活動する美容薬剤師。流行に左右されず、科学的根拠を大切にした美容を発信している。肌や体の仕組み、成分の働きを専門知識を活かして正しく見極め、安心して続けられるケアを提案。フェイシャルエステサロンの運営も行い、医療の知識とサロン現場での経験を活かしながら、美しさを内側から育てるサポートをしている。


