朝から体が重い・寝ても疲れが取れない…5月に急増する“春バテ”かも?

全身症状

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新生活が始まった4月を越え、「寝ても疲れが取れない」「朝からからだが重い」と感じていませんか?

病院に行くほどではないものの、家事や仕事に支障が出始めているそのだるさ。実は「春バテ」と呼ばれる状態かもしれません。

5月のだるさに悩む人増加…原因は?

春は異動や子どもの入学など、生活環境の変化によるストレスが多い季節です。それに加え、激しい寒暖差や頻繁な気圧の変動が重なります。これらの変化が原因となって、心身のバランスを保っている「自律神経」の働きが乱れやすくなるのです。

自律神経には、からだを活動モードにする「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」があります。

季節の移り変わりや環境変化に対応するため、交感神経が過剰に反応して優位になると、からだは常に活動モードとなり、多くのエネルギーを消費してしまいます。その結果、強い疲労感やだるさ、イライラ、睡眠の質の低下などを引き起こすのです。

このような春特有の不調は「春バテ」と呼ばれ、毎年この時期に心身の不調を抱える人が多くみられます。

だるさを軽くする3つの整え方

春バテ対策には、自律神経のバランスを整えることが大切です。今日からすぐに始められる、簡単なセルフケアを3つご紹介します。

①耳をくるくる回して血流アップ

耳の奥にある内耳は、気圧の変化を感知するセンサーの役割を果たしています。耳を軽くつまんで円を描くようにくるくる回し、耳の周りの血流を促進することで内耳の血液循環が改善し、気圧の変化による春バテの症状を和らげる効果が期待できます。

②38〜39℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる

質のよい睡眠を取ることは、心身を回復させ自律神経を整えるために欠かせません。寝つきを良くするためには、就寝の2〜3時間前に、38〜39℃くらいの少しぬるめのお湯に10~15分程度ゆっくりと浸かるのがおすすめです。

③朝食を食べて生活リズムを作る

春バテ予防には、1日3回の食事を欠かさず食べることが重要です。特に朝は、目覚めたら水分を多めに取り、朝食をきちんと食べることで、その日の活動のリズムをしっかり作ることができます。

「がんばるケア」より「巡りを整えるケア」へ

生活習慣を見直してもだるさが抜けないときは、無理をして「もっとがんばろう」とするのではなく、からだの巡りを整える漢方薬に頼るのも有効な方法です。

春バテの原因となっている自律神経の乱れや血行不良の改善が期待でき、根本的な体質改善に役立ちます。

春バテにおすすめの漢方

柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

脳の興奮を抑え、高ぶった気持ちを落ち着かせることで疲労感の改善に役立つ漢方薬です。 不眠症やストレスによる精神症状、動悸などにも用いられます。

加味逍遙散(かみしょうようさん) 

自律神経のバランスを整え、不安定な精神を落ち着かせることで疲労感の改善に役立つ漢方薬です。 PMSやホットフラッシュ、気分の落ち込み、イライラなどにも用いられます。

漢方薬は自分の体質に合ったものを選ぶことが重要です。体質に合わないものを使用すると、思わぬ副作用を起こすこともあります。自分に合ったものを手軽に見つけるなら、「あんしん漢方」のようなサービスが便利です。

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無理は禁物!自分に合ったケアを見つけて

春の心身のだるさは、環境や気候の急激な変化による自然な反応です。無理にがんばりすぎず、手軽なセルフケアや自分の体質に合った漢方薬を取り入れて自律神経のバランスを整えながら、春バテを乗り切りましょう。

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山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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