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筋トレとスイーツ断ちはムリ!「ラクして痩せたい」なんて虫が良過ぎ?

体験談

頑張ってジム通いしているけど疲れ果てて仕事が手につかない、好きな食べ物や食べたいものを我慢し過ぎて日々の幸せを感じられない……。
痩せたい願望が高まるあまり、ダイエットにストイックになり過ぎている方も少なくないのではないでしょうか。

こうしたダイエットにまつわる悩みの解消や痩せやすい体質への改善には、漢方薬が効果的なことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を漢方の専門家がお答えしていきます。

今回は「ラクして痩せる」をテーマに、薬剤師の中田早苗先生にお話を伺ってみました。

忍耐力のない私でもストレスなく「ラク痩せ」する方法、ありますか?

佳菜さん(45歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

そんなに大食漢というわけではないのですが、若い頃からが甘いものが大好きで、ケーキや和菓子などのスイーツには目がなかった私。以前は多少甘いものを摂り過ぎても、夕食を少し控えたりちょっとショッピングなどで歩き回れば太り過ぎてしまうこともなく、スイーツライフを満喫していました。
ところが、40歳を過ぎた頃からどういうわけかどんどん太り始め、スイーツを食べれば食べた分だけ太るといった感じになってしまったんです。
巷では「トレーニング女子」なんていう言葉が流行るほど、筋トレやストイックなボディメイキングなどが流行りのようですが、運動嫌いで忍耐力のない私には到底無理そうです。ただでさえ子どもの受験や父母会の活動、親戚付き合いなどでストレスも盛りだくさんなのに、この上ダイエットでまでも我慢を強いられるなんて……。
ラクして簡単に痩せられたら一番いいのですが、そんな虫のいい話なんてないですよね。
こんな私でも簡単にできることがあればダイエットにも挑戦してみたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ダイエットには忍耐がつきもの、なんて思ってしまいがちですが、意外にもそんなことはなく、日常のちょっとした習慣づけでストレスなくダイエットする方法もたくさんあります。
今回は、「ラクして痩せる」方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

ラクして痩せるには「日常生活の痩せ習慣」を身につけること

頑張って筋トレをした後に有酸素運動に勤しみ、毎食のカロリー計算をして食事のバランスを考え、徐々に体を引き締める……。そんなストイックさと理にかなった方法でダイエットを成功させるのも素敵ではありますが、それは誰もが簡単にできることではありません。
仕事に育児にと忙しい毎日の中、できることならつらい思いも我慢もしないで痩せられたらいいのに、と思う方も多いのではないでしょうか。

そんな一見無理そうにも思える「ラク痩せ」ですが、実は簡単な「習慣づけ」さえできれば、普通に日常生活を送るだけで自然とラクに痩せられる方法がいくつもあるんです。
次の章では、「ラクして痩せる」ための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

日常生活のなかでラクして痩せるための3つの秘策

1.低脂質なタンパク質でお腹を満たす

ダイエットというと、とにかく食べる量を減らしたり空腹を我慢したりする、というイメージがあるかもしれませんが、実は全くそんなことはありません。
最も簡単な習慣づけは、毎日の献立を考える際に、脂肪分として蓄積されやすい白米やパン、パスタなどの糖質を控えめにし、肉や魚、豆腐や大豆などの低脂質なタンパク質のボリュームを増やすことです。煮物や蒸し野菜などを添えることで「しっかり食事をした」という満足感を得ることができます。

完全な「糖質抜き」ではなく「糖質を控えめ」にするだけなので低血糖やホルモンバランスの乱れなども招きにくく、ストレスも溜まらないうえ、食事による満足感を失わずにすみます。

2.食べる「順番」と噛む「回数」に気をつける

太りにくい食事の仕方の「習慣づけ」として、糖質を一番最後に食べることを意識するのもポイントです。
空腹時に真っ先に糖質を口にすると血糖値が急上昇し、それを抑えるホルモンの「インスリン」も活発に分泌されます。この働きにより糖と脂肪を結びつける働きが強まると、体に脂肪がつきやすくなってしまうため、野菜やタンパク質を先に口にすることで、インスリンの過剰な分泌を抑えることが大切です。

また、食事の際によく噛んで食べることも満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防いでくれる効果があるため、ラク痩せの「習慣づけ」としてオススメです。
どちらも慣れてしまえば簡単なことですので、今日の食事から早速実践してみてください。

3.「てんさい糖」の活用で甘いものも我慢しない

甘いものが大好きで毎日のおやつは欠かせない、という方にとっては、ダイエットで甘いもの断ちをすること自体がものすごくストレスに感じることがあるようです。無理して好きなものを我慢することは、一時的に痩せてもリバウンドを起こしたり、ストレスによってドカ食いに走ってしまうことに繋がりかねません。
甘いお菓子や甘い味付けが好きな方は、お菓子作りや料理に使う糖分を、脂肪として蓄積されやすい「白砂糖」から、天然のオリゴ糖やミネラルが豊富な「てんさい糖」に差し替えてみましょう。
市販のものから手作りに変える労力はかかるかもしれませんが、これならケーキも食べてOKとすれば、お菓子作りも楽しみのひとつになるのではないでしょうか。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

苦しい制限をせずに痩せるためには、セルフケアや市販薬、処方薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)です。ホルモンの変化により食欲が増進しがちな方の血の巡りを改善してホルモンバランスを整え、食欲を正常にして肥満を改善する効果があります。
また、高脂質のもののや甘いもの過剰摂取に加えて便秘などもある方には、体内の老廃物を排泄して代謝を良くする効果のある防風通聖散(ボウフウツウショウサン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ダイエットはストレスなく楽しみながら継続しましょう

今回は、ストイックに頑張らずとも「ラクして痩せる」ためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
健康的にダイエットするためには、太りにくく脂肪がつきにくくするための日常の行動を習慣づけることが大切です。食事や好きなものを我慢せず、ストレスなく楽しみながら継続していきましょう。

また、こうしたさまざまなダイエットにおいて、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアではなかなか痩せられない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。


中田早苗

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 中田 早苗 薬剤師。認定運動支援薬剤師。就実大学薬学部卒業。病院薬剤師として約7年間勤務後、漢方薬局で2年間勤務。ファスティングマイスターとして100名以上のファスティングをサポート。TiktokやInstagramでファスティング・美腸を普及する活動も行っている。

プロフィール

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